BRIDGE

タグ Make School

学費は「出世払い」でOKなMake School、1500万ドル調達でニューヨークへ進出へ

SHARE:

ピックアップ:Make School raises $15 million for its pay-for-performance computer science program ニュースサマリー:米国のアプリ開発者養成スクール「Make School」は9日、シリーズBにて1500万ドルの調達を伝えている。出資をリードしたのはVenrockで、Learn Capital、Kapor Capit…

accomplishment ceremony education graduation
Photo by Pixabay on Pexels.com

ピックアップMake School raises $15 million for its pay-for-performance computer science program

ニュースサマリー:米国のアプリ開発者養成スクール「Make School」は9日、シリーズBにて1500万ドルの調達を伝えている。出資をリードしたのはVenrockで、Learn Capital、Kapor Capitalも今回のラウンドに参加した。

Make Schoolは昨年からDominican Universityとパートナシップを組み、2年間で取得可能なコンピューターサイエンスのバチェラーコースを開始。学費は7万ドルだが、生徒は卒業後の年収が6万ドルを超えた場合のみ支払えばよい仕組みを提供している。同社は今回調達した資金を、来年度に見据えるニューヨーク支社の設立に用いるとしている。

話題のポイント:今回のMake Schoolのように、新世代型の「大学」が増えてきています。その一例が「Minerva(ミネルバ大学)」です。同大学は固定のキャンパスを持たず、初年度をサンフランシスコで過ごしたのち、学生は世界の7都市を移り住みます。ローカルに溶け込む形で、各都市ならではの特徴を生かしてインターンや現地民との関りから「学び」を増やしていきます。

Capture.PNG

今まで大学といえば、高い授業料を払い固定のキャンパスで学んで、またまた高いお金を払って留学するという流れが一般的だったと思います。Make Schoolやミネルバ大学は、新たな時代の選択肢を一つ増やす取り組みです。

日本もまた違った角度で「N高」のような取り組みが出てきていますが、ぜひとも日本からもこういった取り組みをする大学が登場することを願います。

シリコンバレーの開発者養成スクール「Make School」がZ会と共同で2016年夏季集中型コースを開講

SHARE:

過去に日本から参加した人のインタビュー記事(高橋麻衣さん、河本和宏さん)をお届けしてきた「Make School」。その実践的なプログラムで、従来の大学を置き換えるという大志のもと運営される開発者養成スクールです。そんなMake Schoolが、2016年夏、Z会と共同で夏季プログラミングスクールを開講します。 7月24日(日)〜8月11日(木)までの間、3週間にわたって「基礎」「応用」「iPho…

Make-School-summer-academy

過去に日本から参加した人のインタビュー記事(高橋麻衣さん河本和宏さん)をお届けしてきた「Make School」。その実践的なプログラムで、従来の大学を置き換えるという大志のもと運営される開発者養成スクールです。そんなMake Schoolが、2016年夏、Z会と共同で夏季プログラミングスクールを開講します。

7月24日(日)〜8月11日(木)までの間、3週間にわたって「基礎」「応用」「iPhoneアプリ作成」が学べるプログラム。対象は中学1年生以上で、プログラミング経験は問われませんが、Make School の通常コースと同様、プログラミングの基礎知識は必要です。

教鞭をとるのは、米国のMake Schoolが本コースのために採用した数名の講師です。授業はすべて英語で行われます。コース1週目では、Appleの新プログラミング言語「Swift」などプログラミングの基礎を学び、基本的なプログラムを作成します。2週目では、前週に学んだ概念を用いて基本的なアルゴリズムを実装。最終週には、人気のiPhoneゲームを複製しながら、最終的には自分でゲームを開発する流れ。

「アメリカの最先端のプログラミング教育を日本で展開し、日本の学生に最先端を肌で感じて刺激を受けてもらいたいです。遊びで取り組むのではない、本格的なプログラミング教育を提供したいという思いがあり、すべて英語での講義にしています。なるべくシリコンバレーの雰囲気を教室に持ち込みます」。(草郷雅幸さん)

オープニングとクロージングのセレモニーの開催が予定されていますが、その他に自分が作成したアプリを披露するDEMO DAYを設けることを検討しています。

今年4月に公開した河本和宏さんへの取材にもあるように、今回のような夏季集中型のサマースクールに参加することでポテンシャルを示し、Make Schoolの2年プログラムに参加しているメンバーも少なくありません。

「今回のプログラムは米国のMAKE SCHOOLと同じ内容となりますので、当然チャンスは高まると思います。また、2017年度以降で、日本においてフルタイムのコースも検討しておりますので、今後さまざまな選択肢が用意できると考えております」。(草郷雅幸さん)

2016年サマースクールの申し込み締め切りは、6月30日(木)まで。また、6月18日にはMake School 創業者兼CEOのJeremy Rossmann氏が来日し、プログラミング教育に関する無料講演(通訳付き)を実施するとのこと。当日は、Z会の社員によるサマーアカデミーの個別相談も受け付けています。イベントの事前申し込みは、6月17日(金)17:00までとのことです。詳細は、Z会の特設ページをご覧ください。

学費は出世払い、創業者と開発者に従来の大学に変わる教育を施す「Make School」の河本和宏さんに取材

SHARE:

シリコンバレーの短期のアプリ開発者養成スクール「Make School」。遡ること、2015年1月に、このプログラムの夏季プログラムに参加した高橋麻衣さんへの取材記事をお届けしました。2015年にMake Schoolが新たに開始したのが、2年間の長期プログラムです。IT分野のプロダクトを手がけたいファウンダーやデベロッパーにとって、従来の大学に代わる存在になることを目指しています。 そのプログラ…

Make School 長期プログラムに参加中の河本和宏さん
Make School 長期プログラムに参加中の河本和宏さん

シリコンバレーの短期のアプリ開発者養成スクール「Make School」。遡ること、2015年1月に、このプログラムの夏季プログラムに参加した高橋麻衣さんへの取材記事をお届けしました。2015年にMake Schoolが新たに開始したのが、2年間の長期プログラムです。IT分野のプロダクトを手がけたいファウンダーやデベロッパーにとって、従来の大学に代わる存在になることを目指しています。

そのプログラムに日本から唯一参加しているのが、河本和宏さんです。勤めていたコンサルティング会社をやめて、Make Schoolに参加するために2015年11月頭にベイエリアに引っ越しました。出世払いの学費システムや、就職が決まればいつでも辞めていいなど、新しい教育のあり方を試みるMake School。その実態について、河本さんに伺いました。Make Schoolでの体験を紹介している河本さんのブログもご覧ください。

学費は出世払いの独自システム

image via. Make School
image via. Make School

ー従来の大学を置き換えるというMake Schoolのコンセプトは面白いですね。

はい。その背景に、コンピューターサイエンスの教育を変えたいという思いがあります。大学に通おうにも費用がかなり高く、卒業後も学費のローン返済に苦労している人が少なくありません。Make Schoolの学費は、出世払いです。卒業してから2年間、収入の25%を支払う仕組みです。自分で起業した場合は、これをストックで払うこともできます。

また、スタートアップなどでプロダクトを開発する際に使うWebやモバイルの技術は、従来の教育機関では教えてもらえないことがあります。スタートアップの現場で使われている技術を学ぶことにより即戦力として活躍できるようになるプログラムが組まれています。短期プログラムよりは時間的な余裕があるので、コーディングブートキャンプでは疎かになりがちなデータ構造やソフトウェアアーキテクチャなどコンピューターサイエンスの基礎も、クラスではカバーされています。

ープログラムの大まかな流れを教えてください。

セメスターごとに、モバイルアプリ開発やWeb開発など、特定の対象や言語・フレームワークを学ぶようにカリキュラムが用意されています。各セメスターの期間中に何かしらプロダクトをつくって、最後にはそれをDEMO DAYで発表します。前回はエンジェル投資家や企業のリクルーター、エンジニアなど200人ほどが集まりました。また、プログラムの途中で半年間、企業のインターンとして仕事をする期間が設けられています。LyftやLinkedInなど提携している会社のインターンに応募する、または自分で探すこともできます。

ーインターンシップが終了すると、今度はスクールに戻って学習をするのですよね?

基本的には戻るのですが、インターン先の企業から内定が出る場合もあります。Make Schoolは就職先が見つかればいつでも辞められる仕組みなので、いい出会いがあれば、途中でプログラムを抜けることも可能です。一人前のデベロッパーとしてやっていけるなら、いつ就職してもいい、という方針です。実際、2015年9月開始当初は32人いた生徒が、2016年3月時点で22人にまでなっています。マサチューセッツ工科大学に合格したのに、それを蹴ってMake Schoolに来て、Googleの選考を経て正社員になったような人もいますね。

ーMake Schoolの生徒について教えてください。きっとインターナショナルなんでしょうね。

そうですね、生徒は世界中から集まっています。外国籍の学生の出身国はエジプト、南アフリカ、ガーナ、エチオピア、スロバキア、オランダ、ロシア、カナダ、韓国、インドネシア、日本。スキルレベルで言うと、僕の印象ではMake Schoolの参加前から契約仕事などをやっていて開発経験が豊富な人と、基礎は知っているけれど本格的にプロダクトを作ったことがないような人とが多いです。

Make Schoolは大学に取って代わるプログラムを目指しているので、生徒の主な年齢層は18〜22歳です。高校を卒業したばかりの人、また大学をドロップアウトして来ている人が多いですね。

まずはサマースクールに入るという手も

image via. Make School
image via. Make School

ーそもそも、河本さんがMake Schoolに参加しようと思った理由を聞かせてください。

前職は「Arthur D. Little」の経営コンサルタントとして主に製造業系の企業を支援していました。これまで日本のものづくりは強いと言われてきましたが、今後はソフトウェアが世界を食い尽くしていきます。米国ではGoogleのようなインターネット企業によるハードウェアへの浸食、GEやGMのような伝統的な製造系の企業による大胆なソフトウェアへのシフトなど、目まぐるしい動きが見られます。今起きていること、これから起ころうとしていることを、シリコンバレーの現場で学びたいと考えました。

また、僕は昔からものづくりが好きでロボットなどにも関心があります。大学院では、自動運転車に関わる研究にも携わっていました。何かを自分で立ち上げるのか、就職してそれを遂行するのかはわかりませんが、この道を追求してみたい、ビジネスサイドだけでなくプロダクトサイドも手掛けてみたいと思って手段を探していた時にMake Schoolを見つけました。

ー同じように考える人は大勢いると思いますが、実際にMake Schoolに入ることができるのは一握りです。Make Schoolの選考はどうでしたか?

僕の期には、1,000人の応募があって32人が入学しています。実際には合格しても来なかった人もいるので、倍率は20倍程度ではないかと思います。選考プロセスは、まずレジュメを提出して、通るとインタビューやProblem Solvingの試験(暗号を解いたり、パズルを解いたり)があります。最後にコーディングインタビューが実施され、スクリーン共有のサービスを使って行われます。

基本的にプロセスは遠隔で進められますが、僕の場合は、ちょうどMake SchoolのファウンダーのJeremy Rossmannが来日していたので、最後は対面インタビューでした。選考期間は、レジュメを提出してから2ヶ月ほどだったと思います。

ー振り返って、河本さんが合格した理由は何だったと思いますか?

Googleに就職するような天才エンジニアに比べると、僕のコーディング力は劣ります。こいつ、面白いなと思ってもらえるように、自分がMake Schoolにもたらせる価値をアピールしました。例えば、日本で経営コンサルをしていたので、Make Schoolが日本に進出する際に役立てるような提案をしました。また、過去にロボットや自動運転車の研究に携わっていた時の体験やアイディアなどを話して、ポテンシャルを強調しました。

ー日本からMake Schoolに参加したい人にアドバイスがあればお願いします。

2年プログラムの参加者には、夏季集中型の「Summer Academy」経由で入った学生が多くいます。英語が苦手で面接だけで判断されると自信がない、今はそれほどプログラミングができないけどポテンシャルの高さを示したいという人は、サマーアカデミーに参加してスタッフに認めてもらうのが一番の近道だと思います。過去のサマーアカデミー参加者のお陰で、スタッフの中では日本人の参加者が勤勉でアウトプットも良いことが共通認識なので、チャンスは十分あると思います。

ネットワークの構築と教え合う仲間たち

ーMake Schoolの2年プログラムに参加してみて感じる最大のメリットは何ですか?

一番感じるのは、ネットワーキングの力ですね。実は意外と閉鎖的なシリコンバレーのコミュニティに入っていく際に、学校関係の人脈を活かすことができています。Make SchoolはY Combinator出身企業なので、Y Combinatorに関わるネットワークや、YahooやAppleの初期社員であったスタッフ・関係者のネットワークなど、Make Schoolがなければ僕は完全にアウトサイダーなので、すごく役立っています。

また週に1回、ゲスト講師が来てくれるため、そこからもネットワークが広がっています。「Craigslist」の創業者、Y Combinatorの創業者、国連のVRイニシアティブ担当者など、自分で起業するにせよ、就職するにせよ、貴重な出会いに恵まれています。

ー同じ分野で志を持つ学生仲間の存在はどうですか?ライバルっぽい感覚なんでしょうか?

人を蹴落として先に進むような感覚は全くないですね。例えば、就職が決まった学生が授業をリードして、他の学生に教えるようなクラスがあります。フロントエンドのデザインに秀でた人がそれに特化した授業をやったり、学生が他の学生のコードインタビューの対策を手伝ったり。どちらかというと、お互いに助け合う雰囲気のほうが強いですね。

ーカリキュラムが超決まっているわけではないんですね。臨機応変に学べる柔軟性があるのはいいですね。

学生は、Web全般をやりたい人、アプリをやりたい人、ハードウェアをやりたい人など、それぞれ関心があるテーマが違います。最初の数ヶ月、学生全員が同じ内容を学ぶ形でしたが、今では学生個々人の関心が上手く反映される仕組みになっています。学生とスタッフを含む全員会議があるので、学生は授業へのフィードバックを行ったり、自分の学びたいことを提案したりできます。授業に関連するコミュニケーションはSlackで行っていますね。

ー当然、授業も日常会話も英語ですよね?慣れてきましたか?

実は今、Make Schoolの仲間20人ほどで共同生活をしているんです。最初はテンダーロインの近くに場所を構えていたのですが、朝起きたら知らない人が寝ているようなことがあって評判が悪くて(笑)。今は、Hayes Valleyというカフェなどもあるおしゃれな地域に一軒家を借りて生活しています。

普段はみんな集中してコーディングしていますが、週末になると一緒に飲んだりゲームをしたりもします。クラスで使うテクニカルな言葉は繰り返し聞くので慣れてきましたが、日常会話のほうが難しいですね。スラングなど新しい表現を耳にすることがしょっちゅうですし、まだまだです。

Make Schoolで開発してリリースした「Drowsy Alarm」

Kazu-Komoto-Demo-Day
image via. Make School

ー各セメスターの終わりには自分のプロダクトを発表するDEMO DAYがあるとのことでしたが、河本さんが開発されたアプリは?

僕は、「Drowsy Alarm」という居眠り運転防止のアプリを開発しました。LyftやUberなどのオンデマンド配車サービスの普及で、アマチュアの人たちが長時間運転するような状況が増えています。これは便利な一方で、危険もはらんでいます。実際、僕も一度居眠り運転をされたことがあって、聞けば5時間連続で運転していて、朝も早かったと。冷や汗をかいたその体験が、このアプリを開発するヒントになりました。

Drowsy-Alarm

ーアメリカは基本的に車社会なので、一般の人にも十分ニーズがありそうですね。アプリが、目の開き具合を認識してアラートしてくれるんですか?

そうです。ただ、まだまだ認識精度には改善の余地があります。スマホの画像認識はコンピューティング能力に制限があるためそもそも時間を要するのですが、車に乗っていると振動があるため、余計に認識しにくいです。画像認識をいかに早くするかを試行錯誤しています。

また、Appleの端末の場合、バックグラウンドでカメラが使えないという制約があるため、アプリだとユーザビリティがよくありません。別途、小型の専用デバイスを開発するような方法も考えています。

ー実際にDrowsy Alarmを使ってみた人からの反応はどうですか?

今は、講師の人たちが使ってくれています。ただ、外国人だと日本人の顔に比べて彫りが深いので顔認識のされ方が違うようで。例えば、彫りが深い人が目を閉じた状態でも、目の部分の窪みが深いため、目が開いていると認識されてしまうことがあります。この対策としては、個人ごとに眠たそうな顔と目が開いて起きている状態の写真を事前に登録してもらうようなことも考えています。現実世界とコンピューターをつなげることの難しさを実感しています。

ーちなみに、DEMO DAYなどでプロダクトへの正式な評価はあるのでしょうか。

DEMO DAYでは参加者、スタッフ、学生のそれぞれの投票により賞が決まる仕組みでした。普段のクラスに関して言えば、Make Schoolには、成績も試験もありません。学生の評価は、試験によって学校が決めるものではなく、作ったプロダクトによって世間が決めるものであるという考え方です。もちろん、普段、また最終的に完成したプロダクトについてスタッフからフィードバックをもらうことはできます。

ーその他の学生が開発したアプリで、ダウンロードして使えるものがあれば教えてください。どんなものがあるのか見てみたいです。

実際にリリースされているものですと、ミュージックビジュアライザーのアプリ南アフリカの交通アプリCSSベースのマインクラフトO-1ビザ申請補助アプリタレントトラッカーLGBT向けトイレ検索アプリなどがあります。最後のトイレ検索アプリについては、2015年に開催されたGitHub UniverseというGitHub主催のイベントでも面白い取り組みとして紹介されていたようです。

今後のチャレンジ

image via. Make School
image via. Make School

ー6月に入れば、インターンが始まりますね。インターンから戻ってきた後はどんなプログラムなんでしょう?

プログラム前半はアプリやWeb開発が中心でしたが、後半はデータサイエンス、AIやハードウェアなど、より発展的な内容を個人の興味に応じて学ぶ予定になっています。詳細は、このページに掲載されています。

ー河本さんご自身は、Make Schoolを卒業した後はどんなことにチャレンジしますか?

具体的なことはまだこれからですが、プロダクトを開発して、それを事業にしていきたいですね。子どもの頃から発明家になりたくて、機械系の学部に入りました。大学院では自動運転車の研究をして、その後は経営コンサルで新規事業の支援を行って。振り返ってみると点と点が繋がっていて、これまでの経験を事業立ち上げのために役立てられるのかなと考えています。

ーどんな分野でサービスを立ち上げる予定ですか?

人が苦手なことを、機械の力を借りて上手く実現するような分野に関心があります。広義では、前回開発した居眠り運転防止アプリもこれに当てはまりますね。今後、日本はますます高齢化社会になっていくため、ロボット技術が人の生活をさまざまな形で支援することになっていくと思います。

ー今の時点で、アイディアの種のようなものはありますか?

いくつかのアイディアを試している段階ですが、そのうち一つは既にちょっと動いていて、家の近くにある介護施設でボランティアさせてもらっています。高齢者の方が生活の中で困っていること、彼らのニーズを見つけるための近道かなと思って。高齢者の人を助けて、いつかそれが日本のためにもなるものを作りたいです。

人気アプリ開発者養成スクール「Make School」とグリーが資本業務提携、今夏にはSFでスクール開催

SHARE:

米国のアプリ開発者養成スクール「Make School」とグリーが資本業務提携を発表しました。Make Schoolは、シリコンバレーで数々の注目企業を輩出するY Combinatorから登場し、2011年に設立したスタートアップです。 今年1月中旬に、Make Schoolのプログラムに日本から1人だけ参加した女性についての取材記事をご紹介しました。彼女への取材でわかったのは、同プログラムの内容…

makeschool

米国のアプリ開発者養成スクール「Make School」とグリーが資本業務提携を発表しました。Make Schoolは、シリコンバレーで数々の注目企業を輩出するY Combinatorから登場し、2011年に設立したスタートアップです。

今年1月中旬に、Make Schoolのプログラムに日本から1人だけ参加した女性についての取材記事をご紹介しました。彼女への取材でわかったのは、同プログラムの内容がアプリ開発に留まらず、まるで起業家になったかのように事業やプロダクトに様々な観点から取り組めるということ。開発者としてはもちろんのこと、起業家としてのスタートを切るためにも適しています。

開発に関しては、Objectiev-CやCocos2D-swiftを活用したアプリ開発、コンピューターサイエンスなど様々な育成講座を提供しています。そのプログラムはMIT(マサシューセツ工科大学)やカリフォルニア大学バークレー校などにも組み込まれるほど高く評価されており、参加が10人に1人の狭き門であることもその人気ぶりを物語っています。

今回の資本業務提携の最初の取り組みとして、今年の夏、グリー監修のゲームアプリ開発者育成講座を2社間で共同展開。8週間にわたるプログラムはサンフランシスコで開催され、参加者は一般応募およびグリー社員の中から選ばれます。期間中はCocos2D-switfやCocos2D-Xを使ったアプリ開発が中心で、期間内に1本のゲームアプリを企画・開発、さらには公開するところまで持っていくそう。

グリーにおけるスマートデバイス向けゲームアプリ開発体制の強化や人材育成が加速化されるだけでなく、Make Schoolの一流のプログラムを通して、世界にも通用するアプリが日本から多く輩出されることに期待したいと思います。

10人に1人の狭き門を突破してアプリ開発者の人気養成スクール「Make School」に参加した高橋麻衣さん

SHARE:

「Make School」(旧 MakeGameWithUs)は、iOSアプリ開発者を養成するためのプログラム。2ヶ月半にわたるプログラムの参加費は6,000ドルと決して安くないものの、参加希望者は世界中から集まり、その倍率は10人に1人の難関です。そんなMake School 2014に日本から唯一参加した日本人が、高橋麻衣さんです。 彼女が、HTMLやCSS、JavaScriptの修得に本格的…

Mai-Takahashi
日本から唯一「Make School」に参加した高橋麻衣さん

「Make School」(旧 MakeGameWithUs)は、iOSアプリ開発者を養成するためのプログラム。2ヶ月半にわたるプログラムの参加費は6,000ドルと決して安くないものの、参加希望者は世界中から集まり、その倍率は10人に1人の難関です。そんなMake School 2014に日本から唯一参加した日本人が、高橋麻衣さんです。

彼女が、HTMLやCSS、JavaScriptの修得に本格的に取り組むようになったのはわずか1年前。その後、フリーランスで受けた仕事がきっかけとなって、現在はカナダに在住しています。「サンフランシスコでMake Schoolのブートキャンプに参加したことが、自分の人生を180度変えた」と話す麻衣さんに、Make Schoolについて、また海外でフリーランスとして仕事をする楽しさやチャレンジについて伺いました。

開発のみならず、起業家になったつもりで取り組むプログラム

Make-School-website

ーそもそも、Make Schoolに参加することになったきっかけは?

ワーキングホリデーのビザを取得して、カナダに行ったのが10ヶ月ほど前です。その直後に、シリコンバレーでエンジニアをしている友人から、今年6月にブートキャンプがあるよと教えてもらって。それが、プログラミング未経験者がゼロからiOSのゲームを作る趣旨で開催されるMake Schoolでした。ちょうど力試しをみしてみたいと思っていた時だったので、いいチャレンジだと思って、すぐに応募することを決めたんです。

ー参加は10人に1人の狭き門だと言うことですが、プログラムの参加の選考がどんな風に進んだか教えてください。

今回は、年齢が下は14歳から40代の人まで、28ヶ国から参加者が集まりました。学生さんも入れば、起業家もいるし、Googleのエンジニアだったけれど辞めて参加しているような人もいて。選考はSkype面接から始まって、自分がMake Schoolに参加してどんなアプリを開発したいのか、そもそもの参加動機、あとは卒業後に何をしたいのか熱弁をふるいました。Skype面接で通ると、今度は課題が出るのでそれを提出して、結局選考プロセスは3週間くらいだったと思います。私は、奨学金付きで合格したため、授業料は通常の6,000ドルではなく2,000ドルで参加できました。

ー参加してみて、Make Schoolはどんな感じでしたか?基本はゴリゴリ開発をする感じ?

Make Schoolは、サンフランシスコ、ニューヨーク、パロアルトの3ヶ所で同時開催されるんですが、私が参加したのはサンフランシスコです。ゲームアプリの開発者を排出することがプログラムの目的なので、すごくゲームゲームした方ばかりが集まっているのかと思ったんですが、意外とそうでもなくて。

参加者は、全員ひとり1個のアプリを開発します。私は、タップして点数を稼ぐゲームアプリを開発しました。面白いのは、開発だけではなく、ユーザーリサーチから、マーケティング、マネタイズの手法、プロモーション、また投資家の前でピッチする方法まで、起業家になったつもりでサービス運営についてあらゆる方面から学ぶことができたことです。

“Ship fast, fail fast.”

Make Game With Us に参加したチーム
Make Game With Us 2014 に参加したチーム

ー麻衣さんは、もともと英語は話せましたか?英語のプログラムについていくのは大変じゃなかったですか?

大学の頃から細々と独学で勉強していました。それこそ、家でもHuluを流したりして耳を慣らしたり。授業のスピードがすごく早いので、最初はついていくのにすごく苦労しました。ゲームディレクターのインストラクターには色々的確なアドバイスをいただいたんですけど、厳しい言葉もかけられました。一度、名指しで、「君のプロダクトが良くならないのは、君の英語に問題があるからだ。ここに来ていいプロダクトを作りたいなら、英語がまずできなきゃダメだ」って。すごく悔しかったんですけど、その通りなので、その悔しさをバネにして走りきった感じです。

ーある意味、参加者はみんなライバルとも言えますね。良い意味でもそうだろし、でも孤独を感じることもあったのでは?

孤独ではないですけど、大勢の生徒に対してインストラクターの数は限られているので、いかに彼らの時間を確保するかは大変でした。何か気になったら、すぐに声をあげて聞かないと。でも、Make Schoolに参加することで自分の力を確かめられたし、自分にもチャンスがあると感じられたことが自信になりました。最中は、ずっとヒーヒー言いながらやっていましたけど(笑)。

ーMake Schoolでよく言われたことで印象に残っているセリフはありますか?

“Ship fast fail fast.”(早く出して、早く失敗しろ)というのは、よく言われましたね。今、フリーランスでデザインの仕事をしている中でも一番大事にしていることです。100%作ってから見せるんじゃ遅いから、どんどん出して失敗するなら早く失敗して改善しろって。

あとは、ゲームアプリを作っている中で、「そのアプリは誰が楽しむの?」と繰り返し聞かれました。Make Schoolにはそもそもゲーム好きの人が集まっているので、どうしても自分の世界に入って突っ走ってしまうみたいで。常に、その先のユーザーのことを考えることを叩き込まれました。

仕事を辞めて独学で勉強、そしてカナダへ

ーMake Schoolはアプリ開発者を創出するプログラムですけど、麻衣さんはアプリ開発ではなくてデザインの道に進んだんですね。

Make Schoolに参加する前は、卒業したらiOSのエンジニアとして仕事するのかなと漠然と思っていました。でも、キャンプ中にデザインをほめてもらうことが多かったんです。プログラムの卒業後に、500 Startupsに参加するからロゴを作ってほしいとキャンプメイトに頼まれたり。他にも、その時に知り合った方にデザインの仕事を発注してもらうことが重なって、だんだんにUIデザインの仕事をしたいと思うようになりました。

ーそもそも、フリーになってカナダに渡る前はどんなお仕事をしたのか聞かせてください。

大学では、情報経済学やゲーム理論なんかを勉強していて、当時から「Snapeee」でバイトをしたりしていました。その後、サイバーエージェントグループの会社で半年間くらい営業とディレクターのアシスタントをしていたんですが、いつか作る側の仕事に就こうと思っていました。だから、休日にはHTMLやCSS、Javascriptの勉強をしたりしていました。

ー作る側の仕事を本格的にやろうと決意した転機みたいなものはありましたか?

当時、自分の家庭環境の変化が重なって、自分の将来について色々考えていました。今考えてみてもかなり思い切った決断だったなと思いますが、最終的に会社を辞めて、腹を据えて作り手を目指すことを決めました。その後、2014年1月頃に、「Photo Hack Day Japan」というハッカソンがあって、エンジニアの友人と参加してみたところ、スポンサー賞をいただけて。まだ先のことが何も決まっていない状態でしたけど、進んでいる方向が間違っていないと実感する機会になりました。

ーその後、カナダに渡ったんですね。VISAの申請は大変じゃなかったですか。

私は2014年4月にカナダに渡ったんですが、申請して早ければ1ヶ月くらいで取得できます。オンラインでデザインの仕事を探していたら、たまたまオンライン三行広告のCraigslistでレストランのウェブサイトを作る案件があって。英語力も伸ばしたいし、これまで留学経験などもなかったので、いっそ海外に出てみようと。

ーお仕事がきっかけだったとはいえ、住む場所にカナダのバンクーバーを選んだ理由は?

まず、ワーキングホリデーのビザが取得しやすいこと。あと、バンクーバーにも色々スタートアップが増えているんです。テクノロジーの中心地であるシリコンバレーも決して遠くないので、Y Combinatorに出ることを目指すスタートアップもいます。今って日本にいても色々情報が入ってくるんですけど、地理的になるべくシリコンバレーに近いところに身を置くことって大事かなって。そんな理由から、周りにも日本人のデザイナーやエンジニアの方が増えてますね。

目指すのは、日本とアメリカの架け橋

Mai-Takahashi-side

ー今、どんなプロジェクトをやっているのか聞かせてください。

Make Schoolのブートキャンプで借りていたオフィススペースに入っている「Apportable」という会社の人が、私がDribbbleに上げている作品を見てくれて、今、Twitterのタイムラインを音声で読み上げるアプリのUIデザインをやっています。また、日本では、レアジョブが出している「Chatty」という英会話修得のためのチャットアプリがあって、そのUIデザインもやっています。次にアップデートしてリリースされるバージョンは私がデザインしたものになっているはずです。

ー新しいお仕事は、普段どうやって見つけていますか?人づてに依頼が来るんでしょうか。

やっぱり、自分の作品や実績を見せていくことが大事なので、自分でもポートフォリオサイトを作って発信しています。カナダでやった最初の仕事は、自分でCraigslistの募集案件を見て見つけました。あとは、Dribbbleに作品を上げていたり、それをLinkedInなどでも表示しているので、それを見て相談されることも多いですね。でも、DribbbleとFacebookを経由して依頼をいただくことが一番多いです。

ー海外のクライアントと仕事をする上で意識していることはありますか?

海外のクライアントには、“What do you think?”とよく聞かれます。自分の意見をきちんと伝えられるように、何となくデザインするのではなくて、常になぜ?を自問自答しながらデザインする癖がつきました。そう聞かれた時に、ちゃんと相手が納得する形で伝えられる必要があるので。年齢がひと回り、ふた周り一回り、上に方でも聞いてくれます。また、短いミーティングの中で色んなことが決められて進んで行くので、その場で言えなかったことは一生言えないくらいの気持ちでやっています。

ー今後、どんなデザイナーを目指していきますか。

日本のデザインと、アメリカのデザインを比較して思うのは、日本には情報が詰まったものが多くて、アメリカはシンプルなものが多いことです。どちらがいい、悪いということではなくて、その中間点みたいなものを上手く見つけられるような、日本と海外の架け橋のような役割を果たせたらいいなと思っています。フリーという形にこだわっているわけではないので、次回サンフランシスコに行ったら、一度就職活動をしてみたいなと思っています。

ー麻衣さんは、自分の興味とか関心にすごく素直で、それを迷わず行動に移している印象です。

今回、日本に一時帰国する前にサンフランシスコに寄って、Evernoteで働いているデザイナーさんと話してきました。その時に言われたのが、「プログラマーはコンピューターサイエンス出身であるべきとか、デザイナーはデザイン大学を卒業しているべきというのは全て世の中が決めていること。キャリアの作り方に標準なんてものはない」って。確かに、自分もどちらにも当てはまらなくて、でも今、こうしてデザインの仕事をしている。結局、自分が好きで得意なことを素直にやっていくことが大事なのかなって。これからもそれを続けていきたいです。

Y Com輩出スタートアップMakeGamesWithUsに聞く、アプリ開発者養成ビジネスがスケーラブルである理由

SHARE:

Y Combinator が輩出した新進気鋭のスタートアップ MakeGamesWithUs の共同創業者 Jeremy Rossmann にあったのは数日前のことだ。THE BRIDGE のアドバイザーでもある小林清剛氏の進言で、日本を初めて訪れたという彼に、筆者は渋谷の街角でランチを共にする機会を得た。 MakeGamesWithUs のビジネスは iOS のゲーム開発講義だ。高校や単科大学の…

jeremy-rossmann
MakeGamesWithUs co-founder Jeremy Rossmann

Y Combinator が輩出した新進気鋭のスタートアップ MakeGamesWithUs の共同創業者 Jeremy Rossmann にあったのは数日前のことだ。THE BRIDGE のアドバイザーでもある小林清剛氏の進言で、日本を初めて訪れたという彼に、筆者は渋谷の街角でランチを共にする機会を得た。

MakeGamesWithUs のビジネスは iOS のゲーム開発講義だ。高校や単科大学の学生達に、短期集中の開発実践プログラムを提供している。Jeremy と話を始めた当初、スタートアップ界隈で近年よく見かける、MOOC やオンライン学習の一つかと思っていたが、実はフェイス・トゥ・フェイスで講師がモバイルゲーム開発の〝いろは〟を指南することがポイントだという。それなら、ビジネスのスケーラビリティを追求するスタートアップではなくて、市中にありがちな技能学校と同じじゃないかと聞いてみたら、彼からは予想を覆す答えが返って来た。

スタートアップの定義はさまざまだが、君が言うビジネスモデルがスケーラブルであることはポイントだよね。2倍の仕事をしたから2倍の結果が生み出されるのではなく、指数関数的(exponential)に伸びることが大事。我々のビジネスはスケーラブルだよ。

人が人を教えるには、講師を雇用しなくてはならない。しかし、「iOS でゲーム開発を教える講師を雇用することは、特に難しいことではない」と Jeremy。現在、ニューヨーク、サンフランシスコ、パロアルトにある3つのオフィスで、総勢125人の生徒に iOS ゲーム開発を教えている。それぞれのオフィスには40人ずつ位の生徒が居て、彼らはアメリカを含む18の国々から集まっており、日本人も3人が開発技能の習得に励んでいるとのことだ。

履歴書やリファレンスが必要のない、ゲーム開発者の世界

彼らの典型的な iOS ゲーム開発コースでは、最初の2週間で UI/UX デザインを初めとする基礎分野を学習し、残りの6週間で各々が自作のゲームを開発する。開発したアプリはアプリストア上に公開するため、今後、ゲーム会社に就職しようとする開発者にとっては、履歴書やリファレンスを用意しなくても、アプリストア上の自身のアプリへのリンクを採用部門に送信するだけで十分なのだ。

我々はオンラインでも講義を提供しています。でも、オンライン講義は我々にとって、生徒を集めるための入口のようなもの。SEO が功を奏して、毎月10万人のユーザが我々のウェブサイトを訪れています。ほら、「iOS game development course」って入力すると、必ず検索結果上位に表示されるでしょ? オンライン講義とフェイス・トゥ・フェイス講義の組み合わせが重要。そして、最終的に自分のゲームをリリースしてもらえるところが、他の既存の開発技能コースと差別化できている点です。(Jeremy Rossmann)

生徒の講義達成率は99%に上るのだという。講義を終えた彼らは、次々とニューヨークやシリコンバレーのテック・スタートアップやゲーム開発会社へと就職してゆくのだそうだ。

makegamewithus_screenshot

日本とアメリカの開発者コミュニティをつなぐ

今回の Jeremy の来日目的は、日本で MakeGamesWithUs がビジネスできる可能性があるかどうかを見定めることだ。現在のアメリカでの講義に参加している3名の日本人生徒は非常に高いパフォーマンスを出しており、Jeremy 達は今後も日本から多くの生徒に講義に参加してもらうことを期待している。また、日本で不足している iOS 開発者の市場に、彼らが養成した開発者を送り込むこともできるだろう。

アメリカでは、トップランクの大学の学生をターゲットにしています。MIT(マサチューセッツ工科大学)、UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレー校)、カーネギーメロン大学などでもカリキュラムに採用されており、受講することで単位がとれます。学校というのは教材を作るのに時間がかかりますよね。しかし、テックの世界はスピードが速いので、学校は教材開発が追いつかない。実用的な方法を指導できない。だから、我々の存在意義があるのです。日本ではどのような層が我々の講義を受けてくれる可能性があるか、これから考えたいと思っています。(Jeremy Rossmann)

教材が英語であることを考えれば、英語圏の複数都市に展開する方が簡単だ。ただ、UI/UX のノウハウを身に付ける目的で、MakeGamesWithUs では Android ではなく iOS のゲーム開発から実地演習を始める点から見ても、依然として iPhone ユーザが多くを占める日本市場との親和性は比較的高いと言えるだろう。

そのビジネスモデルは、本当にスケーラブルなのか?

数多くのIT技術者やエンジニア養成学校のひしめく今日、MakeGamesWithUs のビジネスモデルはスケーラブルなのか? この質問は「君のビジネスは、中小企業じゃなくてスタートアップなの?」と尋ねているのに等しい。Jeremy との別れ際、筆者のこの質問に彼は自信を持ってこう答えた。

これまでに3度のフェイス・トゥ・フェイスの講義を提供してきた。最初の回は生徒数35名で授業料無料、2回目は生徒数75名で授業料無料。彼ら生徒とは、授業料をもらう代わりに、リリースしたアプリからの売上をレベニューシェアするバーターにしたんだ。我々もユーザ・バリデーションだったから。そして、現在行っている3回目のコースは125名が集まった。授業料は5,000ドルに設定したけど、みんな喜んで来てくれるよ。

だから、この調子で SEO の強化などで多くの生徒を集めていければ、我々のビジネスはスケーラブルだと言えると思う。(Jeremy Rossmann)

話によれば、Jeremy の父もまたシリアル・アントレプレナーであり、これまでに多くの日本人投資家から多くの投資を受けてきたそうだ。そのDNAからなのか、彼は日本のスタートアップ・シーンにひときわならぬ関心を持ち、今後も定期的に東京を訪問したいと語ってくれた。