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Startupbootcamp、「スマートエネルギー」アクセラレータでアジア太平洋のプレゼンスをメルボルンに拡大

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Startupbootcamp は本日(8月3日)、オーストラリア地域で初となる拠点としてメルボルンで最新の業界に特化したアクセラレータをローンチした(南半球ではケープタウンについで2ヶ所目)。 この最新プログラムは、「スマートエネルギー、スマートグリッド、スマート生産、スマートホーム、持続可能なエネルギー」分野のスタートアップを対象とする。Startupbootcamp が持つグローバルなネット…

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melbourne walk via Flickr by Alan Lam

Startupbootcamp は本日(8月3日)、オーストラリア地域で初となる拠点としてメルボルンで最新の業界に特化したアクセラレータをローンチした(南半球ではケープタウンについで2ヶ所目)。

この最新プログラムは、「スマートエネルギー、スマートグリッド、スマート生産、スマートホーム、持続可能なエネルギー」分野のスタートアップを対象とする。Startupbootcamp が持つグローバルなネットワークで、このような特定の業界に特化したアクセラレータはこれが初めてである(ただし、アムステルダムとドバイには、『スマートシティ』テクノロジーに深く関連したテーマを持つアクセラレータがある)。

メルボルンにあるこのアクセラレータが提供するのは3ヶ月のプログラムで、最大10社のスタートアップが受け入れられる。各チームはプログラムの期間中、生活費として1万8,000米ドルが支給され、アクセラレータのコーポレートパートナーとの取引によっては53万米ドル以上になることもある。また Startupbootcamp からのシード資金に加えて無料のオフィススペース、大勢の業界エキスパートからの指導、世界中にまたがる Startupbootcamp コーポレートおよび投資パートナーと協力できる機会などが得られる。

このプログラムは、EnergyAustralia などの現地企業や、業界をまたぐコングロマリット Spotless Group に加え、Amazon、Cisco、Google、Intel など国際的なプレーヤーからもサポートを受けている。メルボルンを州都にもつオーストラリアのビクトリア州もこのアクセラレータを支援している。

オーストラリアは深刻なエネルギー安全保障の問題に直面しており、一地方政府が、風力で充電できる巨大な電池の開発に向けて Elon Musk 氏や Tesla を迎え入れようとしているほどだ。この状況は、革新的な再生可能エネルギーのソリューションを痛ましいほどに求めていることの表れである。今回の特別なアクセラレータを設けるのに Startupbootcamp がオーストラリアを選択したのは、偶然ではないようだ。

アジア太平洋地域を広域でみると、Startupbootcamp によるアクセラレータはこれで4ヶ所目だ。2015年にはフィンテックに特化したプログラムをシンガポールで、2016年にはムンバイ昨年末にはデジタルヘルスの分野でアクセラレータを成都でローンチしている。

Startupbootcamp によるメルボルンのアクセラレータの申し込み受付は10月27日まで。

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【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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Startupbootcamp FinTech Acceleratorが初のデモツアーを開催、アジアから集まった8チームが東京でピッチ【ゲスト寄稿】

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 シンガポールを拠点として3ヶ月にわたり展開される Startupbootcamp の Fintech Accelerator プログラムは、アジアで初となるデモツアーを開催した。7月5日にシンガポールから始まったツアーは、7カ国11人の参加者を従えて10日間…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


Startupbootcamp FinTech のマーネージングディレクター Steven Tong 氏

シンガポールを拠点として3ヶ月にわたり展開される Startupbootcamp の Fintech Accelerator プログラムは、アジアで初となるデモツアーを開催した。7月5日にシンガポールから始まったツアーは、7カ国11人の参加者を従えて10日間にわたり展開され、成都や香港を経て、7月14日に東京に到着した(最終日となった東京では、韓国の AIM、台湾の Fugle、ロシアの Smartfolios の3社を除く8チームのみがピッチした)。東京では、ローカルパートナーの支援を得て、FINOLAB によりデモツアーが主催された。

Startupbootcamp は、三大陸に11オフィスを持つ、ベンチャービルダー/デザインスタジオ/コンサルティング会社の Rainmaking のアクセラレータ部門だ。アジアでは、さまざまな業界の企業から構成されるチームの中で、起業家の問題解決を促進している。今回の東京訪問イベントは、Startupbootcamp Asia の担当者がこの取り組みを説明し、日本にやってきたスタートアップへの道を開くところから幕を開けた。そして、Startup FinTech Program のディレクターをツアーのまとめを述べ、この日を終えた。

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8チームのピッチは概要は以下の通り。

CherryPay(シンガポール)

Amazon Web Services やシスコシステムズの支援を得ているシンガポールの CherryPay は、国際的な P2P の送金マッチングプラットフォームをプレゼンテーションした。チーフマーケティングオフィサーの Kate Wu 氏は、同社が越境ネットワークを最大限に活用することで、地元銀行の講座を通じて資金を迅速に受け取れるだけでなく、レートが安価でサービス料金も手頃であると述べた。

Smallticket(韓国)

会社のロゴに飾られた目を引く服に身を包んだもう一人のビジネスウーマンは、韓国の Smallticket の創業者で最高責任者の Julie Kim Jung Eun 氏だ。このオンラインソーシャル保険ブローカーは、P2P の報酬プラットフォームによりリスクを最小化してくれる。Kim 氏は、Smallticket のシステムを利用するマイクロセグメント・グループのメリットを強調した。

Vesl(フィリピン)

経営陣が全員フィリピン人という Vesl からは、プロダクト開発担当者の女性が代表して同社のサービスについて語った。これまでは安価な金融へのアクセスが許されなかった中小企業や農業組合などに、手頃な規模の貿易信用保険が提供されるようになりつつあることが説明された。Vesl は現在、世界的な保険ブローカーと提携している。

Morakot(カンボジア)

マイクロファイナンスを提供するカンボジアの Morakot の CEO 兼共同創業者の Sophorth Khuon 氏は、同社が今年のミャンマー進出に引き続き、2018年にはフィリピンに進出する計画があることを明らかにした。彼は、新興市場が直面する問題について強調し、同社はコアバンキングを基にしたビジネスモデルで、これらの問題に臨もうとしていると説明した。

Scalend(インド)

ビッグデータの取扱など困難な問題へのソリューションとして、Scalend は人工知能をベースとした、金融サービス企業向けのデータおよび洞察発見プラットフォームを紹介した。共同創業者2人のうちの1人である Ravi Madhira 氏は、彼らが40年以上にわたりインターネット規模のシステムを構築してきた経験について語った。

Jimper.ai(インド)

Jumper.ai の共同創業者 Yash Kotak 氏は、インスタント・チェックアウトなど同社のソーシャルメディアを使った E コマースを実現するしくみについて語った。Jumper のテクノロジーを使った自動販売促進機能は、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube で利用でき、近い将来、Line などの他のソーシャルメディアにも対応する計画だ。

Tixguru(シンガポール)

もう一つの AI ユーザであるシンガポール拠点のスタートアップ Tixguru は、金融機関向けのクオンツトレーディング推奨機能に特化している。COO の James Ong 氏によれば、同社のロボットアドバイザーは、この業界での十年以上の経験に基づいて生まれたものだそうだ。

Smart Trade(日本/中国)

日本と中国の両方に拠点を持つ Smart Trade もクォンツトレーディングに関与しているが、同社の場合は、ターゲット市場を個人投資家に定めている。日本における CEO で共同創業者である内田友幸氏は、同社の Algorithm Store と Algorithm Factory というプロダクトについて説明した。CMO で共同創業者の Guangzhen Li 氏は、この業界で非常に活発に活動していることで知られている。

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グローバル・フィンテック・アクセラレータのStartupbootcamp、シンガポール・バッチに参加するスタートアップ12チームを発表

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グローバル・フィンテック・アクセラレータの Startupbootcamp は今日(原文掲載日:3月6日)、2017年のシンガポール・コホートに参加するフィンテック・スタートアップ12社を発表した。 これらのチームは450社を超える応募の中から選ばれ、ウェルスマネジメント、決済、インシュアテックを含むフィンテックセクターの要素をカバーしている。 プログラムを通じて、参加スタートアップは400人を超…

Startupbootcamp 2017年のシンガポール・コホートに参加するスタートアップ

グローバル・フィンテック・アクセラレータの Startupbootcamp は今日(原文掲載日:3月6日)、2017年のシンガポール・コホートに参加するフィンテック・スタートアップ12社を発表した。

これらのチームは450社を超える応募の中から選ばれ、ウェルスマネジメント、決済、インシュアテックを含むフィンテックセクターの要素をカバーしている。

プログラムを通じて、参加スタートアップは400人を超える起業家、投資家、企業パートナーからメンターシップを受けることができ、法務・リーダーシップ・戦略・販売・投資ポジショニングなどのトピックを網羅した特別授業に参加することができる。

さらに、それぞれのチームは25,000シンガポールドル(約200万円)を受け取り、3万平方フィート(約840坪)あるフィンテックハブ「Lattice80」で6ヶ月間にわたり無料のオフィススペース提供が受けられる。

MasterCard、CIMB、RHB、DBS、PWC、Jungle Ventures、PixVine Capital、Intesa Sanpoto といった金融会社とのパートナーシップを通じて、参加スタートアップは自社ソリューションのトライアル、業界データ・顧客を交えた試験・連携・追加出資へのアクセス機会を得ることができる。Acccreditation@IDA、THinkZone、SGInnovate といった、シンガポール政府が支援するイノベーション団体も、これらのスタートアップを支援する予定だ。

アクセラレーションは3月にわたって展開され、7月5日のデモデイで終了を迎える予定。

参加するスタートアップ12社は次の通りだ。

Jumper.ai(インド)

Jumper.ai は、統合された AI インタフェースを活用し、ハッシュタグや特別なショートリンクによって、ソーシャルメディア・プラットフォーム上での小売業者の商品販売や決済回収を支援する。

Scalend Technologies(インド)

Scalend Technologies は、ウェブアプリを使って、ビッグデータ予測やビッグデータ予測により、企業が顧客のインサイトを集めたり、ユーザ体験を最適化したりするのを支援するアナリティクス・プラットフォームだ。

Fugle(台湾)

Fugle は、投資家が短期間で正確な金融情報の収集できるようにするのを目指すデジタル証券会社だ。

MostShorted.com(イギリス)

MostShorted は、ヘッジファンドや activists shorts(いわゆる「物言う株主」で、短期で株式売却を狙う)のデータ収集を通じて、株式市場における短期売買に関するデータの収集を支援するプラットフォームだ。

EU 株式市場において、ライブデータを配信したり、短期売買に大きな変化が生じた時にアラートを送出したりする機能を持つ。

Smart Trade(日本)

Smart Trade は、エンジニアが取引アルゴリズムを開発したり、利用したり、共有するのを支援するクオンツ取引(数量的な分析に基づく取引)プラットフォームだ。エンジニアは Smart Trade のウェブアプリを使って、人工知能による見積や金融指標を評価するアルゴリズムを開発できる。

Tixguru(台湾)

Tixguru は、正確な仕様分析と予測、最適化されたポートフォリオ運用を提供するための、ディープモデリングを用いた取引プラットフォームだ。価格変動を最小限に抑えるシステムとともに、取引を最適化するロボットアドバイザーを提供している。

Welltrado(リトアニア)

Welltrado は、P2P 金融やクラウドファンディング・プラットフォームを活用した、オルタナティブ投資のマーケットプレイスである。

Morakot Technology(カンボジア)

Morakot Technology は、マイクロファイナンス組織や銀行向けの、コアバンキングシステムの開発に特化している。同社のソフトウェア「Morakot VB」は、全体会計、分割会計、多通貨システムをサポートしている。

Small Ticket(韓国)

Small Ticket は、人々がつながったグループやリスクを制御するシステムを使って、保険製品を配信する P2P プラットフォームである。

CherryPay(台湾)

CherryPay は、P2P による越境送金マッチングプラットフォームである。高価な送金手数料を排除するシステムだとしている。

AIM(韓国)

AIM(Automated Investment Service)は、小口投資家にポートフォリオの運用、最良の投資選択、資産配分の最適化を支援するロボアドバイザーである。

SmartFolios(シンガポール)

SmartFolios は、データサイエンス、金融クオンツ分析、投資家や専門家のこみゅにてぃを通じて、投資家が自らの投資目標に到達するのを支援する、オンラインアドバイザリー/投資プラットフォームである。

【via e27】 @E27co

【原文】

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フィンテック・アクセラレータのStartupbootcamp Fintech、2016年バッチの参加スタートアップを発表

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フィンテックは依然としてホットな業界である。このプログラムの参加企業には保険技術、データアナリティクス、金融ソリューションなど中小企業を支援する企業が含まれる。 アジア16都市350社からの応募を審査し、8ヶ国20社のスタートアップの選考過程を経て、Startupbootcamp Fintech は第2回目となるシンガポールでのアクセラレータプログラムへの参加予定企業を選出した。 選出されたチーム…

Startupbootcamp_FinTech-FINAL

フィンテックは依然としてホットな業界である。このプログラムの参加企業には保険技術、データアナリティクス、金融ソリューションなど中小企業を支援する企業が含まれる。

アジア16都市350社からの応募を審査し、8ヶ国20社のスタートアップの選考過程を経て、Startupbootcamp Fintech は第2回目となるシンガポールでのアクセラレータプログラムへの参加予定企業を選出した。

選出されたチームは2万5,000米ドルを受け取り、Block 79のBASHでオフィス用フリースペースを4ヶ月間利用できる。

プログラムが順調に進めば、MasterCard、マレーシアのCIMB、RHB Bank、DBS 銀行、Intesa SanPaolo、Thomson Reuters、PricewaterhouseCoopers、PixVine Capital、Jungle Ventures、Accreditation@IDA、Infocomm Investments などと取り引きできる可能性がある。

このアクセラレータプログラムは4月18日に開始され、3ヶ月後に500人以上の投資家を前にしたデモデイで終わりを迎える。

昨年の成功事例としては、2015年10月に85万米ドルを調達した送金会社、Toast が挙げられるだろう。

では、今年の Startupbootcamp Fintech プログラムへの参加企業を見てみよう。

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Bahnji(カンボジア)

このカンボジアのスタートアップは、中小企業やNGO向けに共同経理プラットフォームを提供する会社だ。Bahnji はカンボジアに特化しており、大企業は通常独自の社内開発経理システムを持っていることが多いことから考えると、中小企業をターゲットとするのは賢明だ。

Boundlss(オーストラリア)

保険加入者が健康でなければ、健康保険産業は資金を大量に支払うことになり、持続可能性のない道を辿ることになる。オーストラリアの Boundlss は、ウェアラブル、データアナリティクス、インセンティブなどを利用して健康的なライフスタイルを社内風土として促進すると同時に、保険会社が健康な加入者を呼び込む支援をしたいと考えている。

Cefy(インド)

Cefy は、全顧客に無料でクレジットスコアを提供するインドのスタートアップだ。アジアの多くの地域では銀行が利用されておらず、クレジットスコアを得ることは銀行や金融商品を利用する上で重要で欠かせないステップである。Cefy の使命は、ローン、クレジットシステム、支払いなどをより簡単に利用できるようにすることである。

Coinluck(韓国)

Coinluck は、UTooMe という先進的なP2P融資商品を開発している。韓国拠点の企業で、顧客が同プラットフォーム上で利用可能な資産を「宣伝」できるようにすることで、クレジットカード会社から資金を借りられるようにするというアイデアだ。両者が取り引きに同意すると、貸し手が顧客にクレジット限度額を付与し、通常必要なクレジットカード手数料がかからないという仕組みになっている。

Connaizen(インド)

銀行から支援されている Connaizen は、顧客をターゲットにしたプラットフォームを提供している。購入履歴データ、地理的位置情報、検索履歴、購買傾向などから将来予測を立ててくれる。マーケターが広告やキャンペーンのターゲット選定をより適切に判断し、当該キャンペーンの効果を測ることができるようにすることが目標だ。

Currenseek(マレーシア)

為替取引をする場合、きちんと時間をかけて探せばより良いレートで取引できるということは誰もが理解しているが、実際に最安値の業者を探すとなると大変である。クアラルンプールに Currenseek は、各都市で最高の取引レートを見つけてくれる位置情報ベースのアプリを提供している。ユーザがマップを開くと周辺地域の機関における為替レートが表示される。

PolicyPal(シンガポール)

PolicyPal は、デジタル保険を選ぶサービスにある工夫を加えている。特に2000年世代を対象としており、このプログラムは過度にまたは過小に保険が設定されているかデータを利用してユーザにアラートを送ってくれる。同社は保険商品選びをできるだけ簡単にしたいと考えており、多くの人が保険を変えるのが面倒でおろそかになっているがために補償内容が不十分な保険に入ってしまっているとしている。

Kuchi(台湾)

台湾に拠点を置く Kuchi は投資管理に役立つ Whisker を提供している。Whiskerが採用している機械学習技術で他社との差別化を図っている。同社は毎日推奨銘柄や株戦略を提供し、独自の技術を利用して株トレード戦略の収益性を計算してくれる。

SETScope(タイ)

SETScope は株評価及びポートフォリオ管理が一体化されたツールで、株式の「格付け」やポートフォリオの健全性チェック、図表化サービスや推奨銘柄情報などを提供している。

Supertext(インド)

2016年になっても、顧客サービスとモバイルサービスはまだシームレスな関係性を築けていない。インド発の Supertext はモバイル顧客サービスを楽しく有益なものにしたいと考えている。同社は、顧客が素早く簡単に顧客サービスエージェントにコンタクトが取れるインフラの備わったチャットアプリを開発している。

以上の10社が、シンガポールで行われる最新の Startupbootcamp Fintech アクセラレータに参加する予定である。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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フィンテック・アクセラレータのStartupbootcamp FinTechが東京でファストトラック・セッションを開催

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら。 本稿における写真はすべて、Startupbootcamp Fintech のメンター Augustus Loi 氏による提供。 11月10日、主要なフィンテック・アクセラレータである Startupbootcamp FinTech が日本に上陸し、第7回目と…

本稿は、THE BRIDGE 英語版で翻訳・校正などを担当する “Tex” Pomeroy 氏の寄稿を翻訳したものです。オリジナルはこちら


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Startupbootcamp Fintech の Steven Tong 氏

本稿における写真はすべて、Startupbootcamp Fintech のメンター Augustus Loi 氏による提供。

11月10日、主要なフィンテック・アクセラレータである Startupbootcamp FinTech が日本に上陸し、第7回目となるフィンテック・ミートアップで説明をする機会を得た。東京駅の近くで FinTech協会が開催、参加者数百名を集める大規模なミキサーイベントとなった。

日本のフィンテック・スタートアップがファストトラックに参加できる機会があることが伝えられ、ピッチの結果、金融サービス出身の経験豊かなメンター、エンジェル投資家らからフィードバックを得て、Startupbootcamp FinTech の2016年のアクセラレータプログラムのウォッチリストに入る権利を与えられる。

興味深いことに、多くのスタートアップがビジネスを軌道に乗せようと参加していた鉄道技術展開催日初日の次の日、Startupbootcamp FinTech は、ツアー11カ所目となるファストトラックを、パートナーであるプライスウォーターハウスクーパーズ(PWC)と共に東京で開催した。

このイベントでは、フィンテック分野の異なるいくつかの分野——仮想通貨、ウェルスマネジメント、キャピタルマーケッツ——にフォーカスしたスタートアップにスポットを当てた。半日にわたって開催されたイベントは、専門家のアドバイスや露出を求める、この分野のイノベーティブでアーリーステージのスタートアップに門戸を開いた。参加したスタートアップには、ピッチすべきメンターやパートナーの国際ネットワークへの直接のアクセスが提供され、1対1で有用な意見を得ることができる。

Startbootcamp は日本における金融イノベーションの飛躍的な成長を目撃したのち、東京をはじめ14のアジアの都市をフィンテック・ファストトラックのツアーでまわる。

9ヶ月前に東京で初めてファストトラック・イベントを開催したとき、フィンテックの活動やスタートアップは少なく、金融業界への関心も限られていました。

今では、金融のプロフェッショナルや投資家からの関心が殺到しており、フィンテックの起業家やイベント、日本から生まれたスタートアップなどで賑やかになっています。FinTech協会の発展は、このエキサイティングな業界の成長を助ける良い兆しであり、再び東京に戻ってこれたことを嬉しく思います。

Startupbootcamp Fintech のグローバルCOO である Markus Gnirck 氏は、フィンテック分野の隆盛について、このようにコメントした。

ファストトラック・イベントでは、Startupbootcamp のプログラムの価値を垣間見ることができる。スタートアップはトップメンターとつながる機会を得られ、他のスタートアップからフィードバックを得て、Startupbootcamp FinTech のチームと会うことができる。金融、投資、企業分野の地元業界のエキスパートとの1対1のセッションを通じて、プロダクト、ビジネス、ピッチスキルの改善方法についてアドバイスを受けることができる。

つまり、このイベントに参加することで、Startupbootcamp FinTech のグローバル・コミュニティへのアクセスが手に入るのだ。ファストトラックツアーの後、Startupbootcamp FinTech は、シンガポールで3ヶ月間にわたって行われる2016年の集中アクセラレータプログラムに参加するスタートアップ10チームを選抜する。前回のファストトラックでは、イベントを通じて得られたコネクションをもとに、スタートアップ2社が出資を受ける結果となった。

PwC のパートナーである Marcus von Engel 氏は、次のように語った。

金融サービス業界の、大変スピードの速いディスラプティブな技術の世界には、金融機関、スタートアップ、コンサルティング会社、他の業界ステークホルダーが、成功に向けて互いに競争しコラボレーションできる重要な機会があります。ファストトラックのセッションは、アイデアと業界エキスパートを結びつける重要な触媒と言えます。PwC がこの活動を支援できるのは大変光栄です。サイバーセキュリティ、決済システム、個人間金融、デジタル分野の新しいカスタマーエクスペリエンスのアプローチ——いずれであれ、フィンテック分野に我々はインサイトを提供できると考えています。

Startupbootcamp FinYech のマネージング・ディレクター Steven Tong 氏は、次のように語った。

今回はファストトラック・セッションの2回目で、我々は注目に値し、アクセラレーション可能な状態に引き上げるべくメンタリングを提供したい将来有望なスタートアップに会うことができました。開発の初期段階かどうかはともかくとして、我々はスタートアップに、Startupbootcamp Fintech のグローバルコミュニティと世界中のチャンスにアクセス可能な、今までには無かったこの機会に申し込んでほしいと思っています。

ファストトラックで高評価を得られたスタートアップは、ウォッチリストに追加され、Startupbootcamp Fintech のアクセラレーション・プログラムに選ばれる可能性がある。また、次のような特典が得られる。

  • 200以上の起業家、投資家、パートナーによるメンタリング
  • ヨーロッパ、アメリカ、アジア太平洋地域のトップ市場へのアクセス、
  • 3ヶ月間、追加で1ヶ月間のオフィススペース無料提供
  • 各チーム24,500シンガポールドル(約210万円)の資金提供
  • 200以上のエンジェル投資家、VC への露出
  • Startupbootcamp の全世界同窓生ネットワーク、グロースプログラムへの招待

詳細については、Startupbootcamp Fintech のウェブサイトを参照してほしい。

イベントでピッチを披露したスタートアップのうち、以下にいくつかを紹介する。

おカネレコ

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東京のスタートアップであるスマートアイデアが提供する「おカネレコ」は、シンプルイズベストをコンセプトとする家計簿アプリだ。他の類似アプリがレシートの自動読み取りや他のオンラインシステムとの連携に注力する中で、おカネレコでは、買った品物と金額のみのシンプルな入力に特化している。

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One Tap BUY

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以前は MyBanker の名前で知られた One Tap BUY は、人々が貯金や投資を簡単に管理できるモバイルアプリの開発に特化している。同社はこれまでに、モバイルインターネットキャピタル(NTTドコモとみずほ証券が出資)、DBJキャピタル(日本政策投資銀行の投資部門)、三井生命保険の三生キャピタルと、他の非開示のベンチャーキャピタルから資金調達している。

Crowdify

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東京を拠点とするニュージランド人起業家 Michael Q Todd 氏がローンチした Crowdify は、クリーンテック、モバイルEコマース、フィンテック、バイオテック、ヘルステックなどのテクノロジー分野について、世界の主要都市に5人〜10,000人までのインフルセンサーのコミュニティーを作ることで、スタートアップの成長を支援することを目的としている。

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コペンハーゲンの「Startupbootcamp Mobile」がデモデイを開催、参加チームが成果を披露

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コペンハーゲンで誕生し、グローバルにアクセラレータプログラムを展開するStartupbootcampが、モバイルに特化したコペンハーゲンでのプログラム「Startupbootcamp Mobile」のデモデイを9月4日に開催した。その模様をお伝えしたい。 Startupbootcampについて まず、簡単にStartupbootcamp(以下SBC)について。SBCは、2010年にコペンハーゲンで…

Startupbootcamp Mobileチーム
Startupbootcamp Mobileチーム(筆者撮影)

コペンハーゲンで誕生し、グローバルにアクセラレータプログラムを展開するStartupbootcampが、モバイルに特化したコペンハーゲンでのプログラム「Startupbootcamp Mobile」のデモデイを9月4日に開催した。その模様をお伝えしたい。

Startupbootcampについて

まず、簡単にStartupbootcamp(以下SBC)について。SBCは、2010年にコペンハーゲンで誕生したシードステージのスタートアップを対象にしたアクセラレータプログラムだ。世界トップレベルの選び抜かれた起業家を、各分野の強みを持ち合わせたメンターの強力なアドバイスを元に、3カ月という短期間で集中して成長を加速させようというミッションを掲げて立ち上げられた。

ローンチ後、SBCはスタートアップコミュニティの支持を集め、世界中の各都市に広がっていた。現在は、ロンドンでフィンテックのプログラムを、バルセロナでIoTのプログラムを、というように領域ごとに各都市でプログラムを走らせている。

プログラムの期間は3ヶ月。各チームには1万5000ユーロをキャッシュで与え、代わりに8%のエクイティをとる仕組みになっている。前述の通りメンターによるサポート、無料のオフィススペースが参加チームには与えられる。

これまでの参加スタートアップ数は220、プログラム終了後に資金調達をしたのは、そのうち73パーセントであり、平均の調達額は約60万ユーロとのことだ。

コペンハーゲンの「Startupbootcamp Mobile」、韓国からも3チームが参加

今回デモデイが開催された「Startupbootcamp Mobile」には、9チームが参加。300の応募チームから選び抜かれた6チームに、韓国政府が運営するスタートアップ支援組織 Korea Institute of Startup & Entrepreneurship との提携によって参加が決まった韓国の3チームも加わり、計9チームがデモデイに登壇した。

コペンハーゲンのSBCを統括するLars Buch氏の話によれば、領域ごとにプログラムを分けたことによって 世界中から優秀なチームを集めやすくなったととのことだが、今回参加したチームのメンバーの国籍は全部で17カ国と非常にインターナショナルだった。

では、今回デモデイでピッチをした9チームの中で、特に筆者の印象に残ったチームを紹介したいと思う。以下、()内はファウンダーの出身国。

Macellum(デンマーク):漁を最適化できるよう、漁師にデータを提供

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デンマークは漁業が盛んで、国民の魚の消費量も多い国だが、そんなデンマークらしいプロダクトが印象的だったのがMacellum。漁師が簡単に各港における魚の値段を分かるようにし、どこに漁に出るべきかを判断しやすくするプロダクトだ。各港で獲れる魚の種類や漁獲量に応じて、取引される魚の値段は日々変動する。その統計データを現場の漁師が見やすいインターフェイスで表示し、日々の漁の判断に活用できるというわけだ。

ファウンダーのRasmus L. Christensen氏自身、漁師の息子であり、漁師の生活が身近であった分、ユーザー視点が反映されたプロダクトに成長していくのではないかと期待をもてる。明るい画面の「日中モード」と背景色が黒になった「夜間モード」と、漁師のライフスタイルに合わせたインターフェイスになっているのもユーザーの視点が反映されたもの。現在はベータ版をデンマークのみで運用中とのことだが、将来的には世界展開を目指していく。

Red Tulip Systems(米国/オランダ):公的・私的な2つのアイデンティティを一つのデバイス上で切り替え可能に

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フリーランスのライターである筆者には全くない視点であったが、世の中には公的なアイデンティティと私的なアイデンティティの2つを日々使い分けなければならない人も数多く存在する。たとえば、弁護士や探偵、警察、医師、国家情報部員、軍人などだ。彼らは、公的な場と私的な場で異なるデバイスを使う必要があり、情報の取り扱いには細心の注意が求められる。情報が漏れれば、自分や家族の身が危険にさらされるリスクすらある。Red Tulip Systemsは、そんな公的な情報と私的な情報を一台のデバイス上でうまく切り替えることができるソリューションを提供する。

ファウンダーのRob Sutter氏とJosh Petras氏はカーネギーメロン大学時代からの友人同士とのことで、Sutter氏は米国陸軍のインフラ部門や政府関係部署での経験をもつ。こうした経験からプロダクトのアイデアが生まれ、現在は今月下旬のベータ版ローンチに向けて開発を進めているところだ。対政府の「B2G市場(Business-to-Government)」を狙っていきたいとのことで、B2Gでの経験が多いパートナーを募集中とのことだ。

ChatMiUp(韓国):「声」でマッチングするデーティングアプリ

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またデーティングアプリか……という第一印象を抱いてしまったのは否めないが、そのアプローチの斬新さがとても印象的だったのが韓国発の「声」でマッチングするデーティングアプリ「ChatMiUp」だ。ファウンダーのDorian Kim氏の話によれば、元々はユーザーが自分の声を録音し、他人とシェアできる別のアプリを開発していたとのことだが、予想以上に「異性を意識した歌や一言」が多くアップロードされたとのことで、マッチング機能にフォーカスしてアプリを作り直すことにしたのだという。「声でマッチングする」という新しさもあってか、現在までにユーザー数は2万を超えているとのこと。今後しばらくは、コペンハーゲンの大学生層を狙ってアプリの開発、事業拡大を目指していく。

Avo(モルドバ):旅行中にローミング料金なしに電話を受信可能に

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海外で携帯を使っていたら、驚くほど高い額の請求書が後で送られてきた経験がある人は少なくないだろう。アメリカに出張後、2000ドルの携帯電話代の請求書が送られてきたAlexandru Cebotariが、この苦い経験をきかっけに開発を始めたのがAvoである。

Avoは旅行者向けのVoIPサービスで、旅行先で手に入れたSIMカードを使えば、元々使用していた電話番号を使って、国外からの電話を受け取れるというものだ。すべての電話はAvoのアプリ上で受け取ることができ、またアプリから国外に電話をかけることもできる。Avoでの電話の受信、またAvoユーザー同士の電話は無料で利用可能。

現在までに口コミで8000のユーザーを獲得し、今後はローカルなSiMカード提供事業者などとの提携を模索しているとのこと。

Skidos(インド):「ゲーム×学習」ゲームをしながら学べるアプリを開発

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インド出身の2名のファウンダーが立ち上げたSkidosは、子供が算数を楽しく遊びながら学べるアプリだ。周囲の子供の算数のスキルが低いことを懸念していたというファウンダーは、ゲームをベースに教育的な価値を加えたアプリを開発する。こうして開発したアプリ「Milk Hunt」は、口コミで評判が広がり2万3000のダウンロード数を記録。今後さらに販売チャネルを広げることと、また別の科目の学習ゲームアプリを開発することを計画中であるそうだ。


 

今回のデモデイでピッチをした全チームについてはこちらからご覧いただける。

なお、コペンハーゲンのSBCは現在、海運業や漁業が盛んな場所の特性を生かして、新領域「海」にフォーカスしたプログラム「Blue World」のプログラムをローンチすべく、ファンドを立ち上げ中とのこと。こちらは、続報があり次第またレポートしたい。

ピッチ後の投資家とのネットワーキングタイム
ピッチ後の投資家とのネットワーキングタイム
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