聞いたことのないアプリばかりが並ぶFast Companyが選ぶ2014年のベストアプリ

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MIT メディアラボのグループが開発したアプリ「20 Day Stranger」
MIT メディアラボのグループが開発したアプリ「20 Day Stranger」

<Pick Up> The best mobile apps of 2014

FastCompanyの中のDESIGNコーナーが選んだ2014年のベストモバイルアプリ。知らないアプリも多くて、デザインを大切にしているようなアプリばかりが並んでる。一見の価値あり。

Storehouse

知っているところからいくと、The BridgeでもCEOにインタビューしたことがあるビジュアルストーリーテリングのアプリ「Storehouse」。元AppleのUXエバンジェリストが手掛けているだけあって、何ともデザインが美しい。ちなみにこの記事は、The Bridgeの全記事の中でもハイスコアを獲得しております。

Storehouse-ipad
iPadアプリ「Storehouse」

Paper

モバイルデザインがどうも苦手なFacebook。弱みを補う策としてInstagramを買収したり、何とも切ないFacebook Pokeを開発したりしてきた。そんな状況を打破するために設立されたCreative Labsという部署が開発した「Paper」がランキング入り。そのデザインがFlipboardやMediumに比較して説明されるPaperは、現状のタイムライン式のFacebookをカード式で置き換えるアプリ。Coming Soonだそうよ。

Food Scores

近所のスーパーで売っている食料品の栄養価などを一目でわかるグラフで見せてくれる「Food Scores」。商品の箱を見ればわかる情報だけれど、それを1から10の数値評価から成るポップなグラフで表現することで新しい価値を提供してる。例えば、ケロッグのコーンフレークは5だって。iOSアプリでは、バーコードを読み取ってfood scoreを確認する機能も。

Food-Scores
NPO団体 EWGが提供する「Food Scores」

20 Day Stranger

個人的には、MITに所属するグループが開発したという「20 Day Stranger」が気になる。既存のソーシャルネットワークは、自分と似た人の集まり。このアプリは、位置的にも自分となるべく遠い場所にいる見知らぬ人と20日間だけ繋がれるアプリ。

でも、相手の名前を知ることは一切なく、メッセージのやり取りも20日間の最後の1回だけ。でも、相手が起きた時間から、歩いている、ドライブしているなど(GPSを活用)、相手の生活を言葉を交わすことなく垣間見ることができる。また、歩いているのがパリなら、その周辺のGoogle Street Viewで風景も写してくれるため、地球の反対側にいながらそれを疑似体験できるんだとか。

似たようなアプリは過去にもあったけれど、チャットをベースとしたものが多くて、ユーザーの能動的なアクションが求められちゃって長続きしなかったり。これからiOSアプリがリリースされる予定だそうなので楽しみ。

これからリリースされる予定の「SciPlay」は、学校の校庭で行われる様々な遊びを、物理学のレッスンにしてくれるもの。メディアデザイン事務所のLocal Projectsが開発中のアプリで、子どもが普段からしている遊ぶを物理学に紐づけることで、敬遠されがちな物理学を学びやすいものに変えようとしてる。

他にもベストアプリにランク入りしたアプリについては、FastCompanyの記事をご覧あれ。

via. Co.DESIGN

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