AIが英会話の相手になるアプリ「TerraTalk(テラトーク)」を開発するジョイズ、インキュベイトファンドから総額1.5億円を資金調達

Junya Mori by Junya Mori on 2016.2.24

TerraTalk

ジョイズはAI英会話アプリ「TerraTalk(テラトーク)」を開発し、ベータ版の提供を本日開始した。まずは、Google PlayにてAndroid版のみの提供となる。

同社は、昨年2015年6月にインキュベイトファンドを引受先とする総額1.5億円の第三者割当増資を実施し、サービスの開発を行ってきていた。ジョイズは、インキュベイトファンドの「Fellow Program」出身起業家の第1号の投資先となる。

ジョイズが開発する英会話アプリ「TerraTalk」の最大の特徴は、近年話題のAIを活用している点だ。「TerraTalk」はキャラクターを選択し、趣味から仕事まで様々な場面における英会話をロールプレイ方式で体験できる。

02_speaking 03_feedback

場面に関するあらすじが表示され、会話がスタートする。問いかけに対して、回答となる英文を音声で入力していく。回答する際の英文は、あらすじの内容に沿ったものとなり、発音や文法に問題があったときは、聞き直されたりする。アプリ内のコンテンツはすべてネイティブ英会話講師陣によって監修されているため、実際に活用できる英会話となっている。

会話が終了した後は、会話のレベルに点数がつく。評価軸は、「発音」「表現」「流暢さ」の3つ。この採点について、ジョイズ代表取締役の柿原祥之氏は、「特定のシナリオだけでもいいので、うまくなったことを実感するための仕組み」だと語る。

柿原氏「様々な場面での英会話を練習できることで、いろんな場面で英語が出てくるようになります。コンピュータの先生とであれば、「恋愛」についての会話など、通常だと恥ずかしくてなかなかできないような場面の練習も可能です」

専門的な話や限定された場面での英会話を教えようとすると、教える側である英会話教師にも経験が必要だ。人工知能に先生役を担ってもらうことで、ニッチな場面における英会話のトレーニングも可能になる。

各キャラクターごとに2分程度で終了する長さのレッスンが10~15パターンずつ入っている。サービスのリリース時点では、12のキャラクターが存在しており、今年中に100キャラクターまで拡大する見込みだ。

柿原氏「一般的な英会話レッスンでは、講師自身の知識や興味、用意された教材によって内容が制限されてしまっていました。自然言語処理等の技術を用いることで、幅広いテーマに対応できるようにし、これまでの英会話の課題を解決していきます。人工知能の教師であれば、個々のニーズに合ったレッスンを予約不要で提供できます」

「TerraTalk」は、AIと呼ばれる技術を活用することで、人々の細かなニーズに対応可能にし、英語力の効果測定を可能にした。今後は、ユーザに適したコンテンツをレコメンドする仕組みや、ユーザの英語力が既存のテストではどの程度の成績になるかを推測する機能などの導入を検討しているという。

同サービスは、柿原氏が若い頃に英国に留学した際の体験がきっかけとなり生まれた。英語を身につけるべく10代で単身渡英した柿原氏は、英語は身につけられたものの、切り捨てなければならないものも多かった。

「英語を身につけるために、これほど犠牲を払わなければならないのはおかしい」そう考えた柿原氏は、英会話学習に変化をもたらすべく、「TerraTalk」を開発した。同アプリが、英語を身に着けたい人にとっての救世主となることを期待したい。

Junya Mori

Junya Mori

モリジュンヤ。2012年に「Startup Dating」に参画し、『THE BRIDGE』では編集記者として日本のスタートアップシーンを中心に取材。スタートアップの変革を生み出す力、テクノロジーの可能性を伝えている。 BlogTwitterFacebookGoogle+

メールマガジンに登録すると、THE BRIDGEに掲載されたニュースや、スタートアップイベント情報をゲットできます!

人気ニュース