「起業家に一番寄り添う投資家に」ーーEast Ventures・Skyland Ventures出身の26歳投資家、廣澤太紀氏が新ファンドを設立

by SuzukiSekiko SuzukiSekiko on 2018.9.4

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同ファンド代表の廣澤太紀氏

East Ventures・Skyland Venturesと2社で経験を積んだ廣澤太紀氏は9月4日、シードラウンドの投資家向けベンチャーキャピタル「The Seed Capital(ザ シード キャピタル)」の設立を公表した。出資者として参加するのは、ユナイテッド、マネックスグループ代表執行役社長CEOの松本大氏、メルペイ取締役兼CPOの松本龍祐氏、デザインワン・ジャパン代表取締役の高畠 靖雄氏、適格機関投資家として日本テクノロジーベンチャーパートナーズの無限責任組合員村口和孝氏。ファンド規模は最大10億円となっている。

投資対象はシードラウンドのスタートアップ。事業領域などはIT関連であれば、絞らないということだ。「1社へは出資が決まっており、他数社と検討中」(廣澤氏)とファンド自体は既に動き出している。同ファンドからは20から30社程度への出資を想定しているそうだ。

本誌でも取材している若手投資家グループ「Sprint」など、同分野で活躍する若手プレイヤーが増えてきた。そんな中、廣澤太紀氏は同ファンドの設立について次のように話す。

「CFOをしていた会社や大学時代の友人が起業家になった会社の側で、企業ストーリーを身近に感じてきました。そんな中、もっと起業家たちと寄り添っていきたいという気持ちを常に持っていたんです」(廣澤氏)

創業初期への投資にこだわるのは「一緒に進みたいから」

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THE SEEDはその名のとおりタネという意味、率直にいこうと思いました(廣澤氏)

VCに憧れ、ずっとシード投資がしたかった」とシードラウンドへの投資へこだわる廣澤氏。スタートアップコミュニティのHiveShibuya立ち上げや、スタートアップ関西などのコミュニティ立ち上げも多く携わっている。

出資先に対しては、バックオフィス面やマーケティング、プレスリリースの作成など細かな作業をもスタートアップのメンバーのように支援していた。そういった部分まで支援する理由を、廣澤氏は「起業家に寄り添って、この業界に優秀な人を増やしたい」と話す。

「同世代のキャピタリストの中で、自分が誇れることといったら『誰よりも多くの人と会ってきたこと』です。フェイスブックの共通の友達がスタートアップにいないような人とも会ってきました。

僕も関西にいて、(Skyland Venturesd代表取締役の)木下さんや(East Venturesの)松山太河さんが発信をしてくれていたからこそ、東京に連れてきてもらい、憧れる人と出会えたんです。だから今度はベンチマークになる人の提案をスタートアップ外の人に提案し、僕が人を連れてくる。寄り添う側になろうと思ったんです」(廣澤氏)

今後は個別の相談会や関西に著名な起業家と触れる接点をつくるスタートアップ関西などを実施し、コミュニティを拡大していく方針だ。スタートアップ領域に足を踏み込んでいない人や実務経験が少ない優秀な人の発掘を目指す。

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