[翻訳News] 元グーグル中国・李開復氏が育てるのは、パクリのスタートアップか

【翻訳 by 池田 将】

数日前、私(訳注:シャーマン・ソウ女史)は友人たちと中国の起業家について話をしていた。私が考えていることをまとめるならば、それは「山寨(シャンザイ)」という言葉に他ならないのではないかと友人たちは私に語った。

山寨とはパクリということだ。ただ、それは単なるコピーという意味に加えて、考慮されたローカライゼーションの意味も含んでいることが多い。中国におけるインターネットで名を馳せるサービスのすべては、欧米の成功モデルのクローンとしてスタートしている。Baidu(百度)グーグルのクローン、Tencent(騰訊網、QQ)は中国版のICQ、Taobao(淘宝)eBay をモデルとし、Renren(人人網)は中国の Facebook であり、Sina Weibo(新浪微博)Twitter を模倣している。

そして、彼らはサービスをローカライズし、中国人の間で普及するように努めた。そのプロセスにおいては、数字の上で、クローンが当初手本としたオリジナルのサービスを上回るケースも出始めた。例えば、騰訊網の QQ は6億人のアクティブ・ユーザを獲得し、昨年12億ドル(約1000億円。Technode原文では1兆2000億ドルとなっていましたが、騰訊網の決算資料を元に修正しました。)の利益を達成した。ICQ はもはやネットにおいてメジャーではないが、業界の内情を知る人々は、新浪微博は Twitter を上回る機能を提供するだろうと推測している。

グーグル中国の長であった李開復氏 (Kaifu Lee) が創設したインキュベーション施設、Innovation Works(創新工場)を見てみると、この傾向はより明らかだ。多くの創新工場が手がけるプロジェクトは、成功したインターネット企業のクローンだ。彼らのポートフォリオ企業を見てみると、Dianxin(点心)はアンドロイドのクローンであるし、Wandoujia(豌豆荚手机精灵)は、アメリカのスタートアップ Flurry を手本として、NetDragon(網竜)Umeng(友盟)が作った携帯電話管理ソフト「91 Assistant(91手机助手)」を模倣しようとしている。

きっと創新工場をよく知る読者なら、さらに多くの例を上げられるだろう。そこで少し考えてみた。李開復氏が Innovation Works(創新工場)の名前を Shanzhai Works(山寨工場)に変えれば、実際の活動をより反映したものになるのではないか。

【via Technode】 @technodechina