中国に来る外国人起業家が知っておくべきこと—パート1

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

この記事を書く前に一言、私がしばらく何も書いていないことに気付いている人もいるだろう。実は、オーストラリアに行ってたからなのだ。「TechCrunch Disrupt」を見逃した。

最近、Slideshareでアメリカ在住で中国生まれの起業家 Bowei Gai氏による「The China Startup Report」というプレゼンを偶然見つけた。私がこのプレゼンを面白いと思ったのは、「ゴールドラッシュ」を求めて中国にやってくる外国人起業家が直面する、厳しい現実について語っているからだ。いろんな意味でこのプレゼンは、私が中国にいることで学んだことを思い出させる。私は常に中国が「興味深く面白いが容易ではない」国だと表現するのが好きだからだ。

中国—新たなゴールドラッシュ

中国の驚くべき規模に人は魅力を感じる。このプレゼンでは、中国には間違いなく巨大な市場規模があることを示している。中国の人口は13億人、インターネットユーザは4億8500万人、2大通信業者に8億人のモバイルユーザ、そして1985年以来のGDPは44.5%で成長している。多くの海外の起業家はこれを知って目を輝かせ、多くの場合「市場がそんなに大きいのならリッチになれる!簡単だ」と考える。そこで勇敢な人もうぶな人も、荷物をまとめて中国にやってきて大国中国で事業を始めようとする。

慣習を素早く身につける

中国に来たとたん、海外の起業家は中国独特の文化的・政治的要素が複雑に絡み合った状況を進んでいかなければならない。ほとんどの人はこれまでに様々なニュースを聞いたことがあると思うが、中国に来て実際に自分の目で見ない限りそれらを本当に把握することはできないと思う。Bowei氏は良いポイントをいくつか挙げている。それは、私が前は不思議に思っていたが、時が経つにつれて理解できたことでもある。

1.検閲—公平な競争の場?

インターネットの自由に慣れた外国人が中国に来ると、すぐに中国のインターネットには自由がないことに気付く。Facebook、YouTube、Twitterはすべてブロックされている。私の考えでは、その主な理由は2つの観点による保護政策である。

1つめは政治的観点、そして2つ目は経済的観点。政治的観点は、中国政府は国民がインターネットを見て考えることを抑制したいからであり、経済的観点は、外国企業の中国への参入が許可されると、中国企業にとっての成功のチャンスが損なわれるからだ。しかしながら、私はこの検閲をありがたく思っている多くの起業家を知っている。検閲によって海外からのアイデアをコピーし、中国に取り入れるという機会を与えてくれるからだ。中国の起業家にとって、検閲が公平な競争の場をつくると考えられているのは、すべての人がそれに対処しなければならないからだ。中国に参入しようとする外国の起業家にとっては、まさに不公平だ。

2.中国人はEメールよりもインスタントメッセージを好む

私が初めてインターネットを経験した頃、私はEメールアカウントとインスタントメッセージのICQを使っていた。だが、中国ではTencent(騰訊)のインスタントメッセンジャーのQQが主に一般的に利用されているようだ。Tencentは中国人に出生証明書を発給するのと同時にQQナンバーを与えるべきだろう。なんといっても、企業も含めみんな持っているのだから! 私の中国人の友人のなかにはEメールでの返答が遅い人もいた。中国人の友人に中国人はEメールをそれほど使わないと言われるまで、私にはその理由が分からなかった。

3.見やすいWeb 2.0のサイトよりも、見苦しく内容ぎっちりのサイトの方が好まれる

これは、一番理解しにくい文化的な違いの1つだ。欧米人にとって、中国のウェブサイトの多くは信じられないほど魅力に欠け、デザインもよくない。中国のサイトには、ほとんど読めないほど小さなフォントが使ってあり、その他の多くのコンテンツの中に埋もれている。Bowei氏の調査では、中国人が未だにごちゃごちゃしたサイトを好む主な理由として言語と慣習を挙げている。多くのポータルサイトに関して言えば、ごちゃごちゃしたサイトをつくることによって人目につきやすい広告スペースを販売できるからだと私は思っている。その他の推論としては、そのようなサイトではユーザーはクリックをしないで全てのオプションが一度に見られること、そしてそれ以上に中国そしてインドなどの途上国で起こっている日常的な混乱状態をおおいに反映しているとも言える。

だが、中国サイトも時が経てば、欧米サイトのシンプルで直感的なスタイルに近づくと思う。その主な理由は、中国人はデザインに至るまであらゆるものが模倣に長けているからだ。だから、時とともに中国人もよいデザインの原則を学ぶだろう。Douban.com(豆瓣)はデザインの良い中国サイトの好例だ。

4.中国人はソフトウェアにお金を使いたくない

ケチと呼ぼうが倫理に反すると言おうが、慣れなければならない。中国人は一般的にソフトウェアにお金を使いたくない。だが、Bowei氏が指摘するように、有形の商品やゲームにはお金を使おうとする。中国のテック企業はこの慣習にあまりに屈しているので、消費者から収益を得ようとさえせず、その代わりに広告から収益を得ようとすることが多い。

このことは以前に記事を書いている。オンラインビデオサイトに関することで、私はその中でHuluなどのアメリカのサイトとYouku(優酷)Qiyi(奇芸)Xunlei(迅雷看看)を比較している。私は「Transmit China(伝便中国)」というイベントで、自分達の音楽を中国に売り込みたいという音楽業界のカナダ人数人と話をしていた。私が中国人は無形のものにはお金を全く使いたがらないので、中国で音楽を販売するのは難しいだろうと言うと彼らは驚いていた。ソフトウェアで収益を得ようとするスタートアップにとっては、この違いがあるがために、独創的に考え、人がお金を払おうとする真の価値観を提供しなければならない。さもなければ、単にコピーされるか、無料で利用されるだけになってしまう。

この他にも、Bowei氏のプレゼンには中国にいる外国人起業家に影響を与える良いポイントがたくさんある。だが、今回の記事ですべてを記載するのはやめておく。それらに関しては、次回私自身の観点から詳しく説明したいと思う。

【via Technode】 @technodechina

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