フィリピンで“唯一”のインキュベータ「Kickstart」:コミュニティーとの強いネットワーク

【翻訳 by Conyac】 【原文】

フィリピンで相次いでアクセサレータが誕生しているが、新たにKickstartと呼ばれるインキュベータが3月に設立された。投資を希望している起業家たちに対して応募を呼びかけている。

Christian Besler氏は同インキュベータの副会長で、コミュニティエンゲージメントのリーダーでもある。彼は、「Kickstartは、フィリピンの現地コミュニティと強い関係を持つ、唯一のインキュベータと言える」と語った。

昨年フィリピンでStartupWeekend Manilaが初めて開催されたが、Kickstartはその時に結成された一部のチームによって運営されている。スタートアップコミュニティからは、「地元のサポートネットワークがないに等しく、フィリピンの起業家は十分な資金を募ることが出来ない」というフィードバックの声が聞かれた。

「2011年に行われたStartupWeekend Manilaのイベントによる成果は圧倒されるほど素晴らしく、資金援助能力を持ち、スタートアップやその設立を指導・育成するような施設が不可欠だとの結論に達した」。

だが、状況は少しずつ変化している。インキュベータのIdeaSpaceがKickstartとほぼ同時期にフィリピンに設立し、シリコンバレーのようなエコシステムをフィリピンにもたらし活性化することを目指している。他のアクセラレータにはWireless Wings、 Launchgarage、UP Enterprise Center for Technopreneurshipなどがある。

Kickstartは、将来性が見込められるスタートアップにそれぞれ1,000万フィリピンペソ(25万米ドル)の投資を予定している。手元にある1億フィリピン・ペソ(250万米ドル)の投資からはじめる予定だ。

KickStartのオフィスでの運営が望ましいものの、開発段階レベルや具体的なニーズによる例外は考えられる。Kickstartはターゲットを特定の業界に絞っているわけではないが、やはりイノベーションをもたらすような「画期的なモバイルウェブソリューション」を見据えている。
フィリピンに拠点を置く会社であれば国籍問わず誰でも応募可能だ。

【via SGEntrepreneurs】 @sgentrepreneurs

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