【翻訳 by Conyac】 【原文】
先日、Game Venturesの設立者であるZaki Mohamed氏は、Facebookにとあるグラフを掲載した。それは、Facebook上のクリケット・スポーツゲーム「Howzat」のアクティブユーザが100万人を超えたという内容だ。グラフのスクリーンショットには、月間アクティブユーザ数の上昇線が示されている。起業家としてはまさに理想の成長。Zaki氏にその裏に隠された秘密について聞いてみると、彼は躊躇することなく以下のように答えてくれた。
「私たちはユーザのアクションを真剣に受け止めています。自身の商品の立ち位置を理解し、維持し続けるために構築する。それは決して容易なことではないため多くの人が敬遠します」。
だが、これでは秘密の種明かしと言うには物足りない。その具体的な方法は多くの起業家も知りたいところだろうと思い、私は彼に例を挙げてもらうよう頼んだ。
Howzatのマルチプレイヤーモードはとても人気がある、とZaki氏は言う。これは4人のプレイヤーが参加し、リアルタイムでスコアを競うものである。当たり前のことではあるが、負けるのは嫌な気分だ。したがって通常、ゲームが半分も進行すると大きく差をつけて負けている下位のプレイヤー2人はプレイをやめてしまう。これはゲームにとって好ましくない。
こういったユーザの傾向に対応するため、Zaki氏とその仲間たちは新しいマルチプレイヤーモードをデザインした。3分ほどの時間毎に最下位のプレイヤーが自動的に負けとなるのである。このおかげでゲーム内での競争が激しくなり、彼いわくこれがゲーマーたちを引きつけるのだという。
つい先週のことだが、Howzatの新規ユーザ数が4%下がった。開発チームは、Howzat内で流した新たな動画広告キャンペーンがこの減少につながったと指摘する。その動画広告は、新規・レギュラーを含むすべてのHowzatプレイヤーに表示されていた。それに感心しない新規プレイヤーの多くはゲームをやめてしまう。そこで、今は既にゲームに夢中になっているレギュラーだけに広告を表示している。新規プレイヤーはレギュラーになるまで動画広告を見ることはない。Zaki氏は、Game Venturesの運営についてさらに話をしてくれた。
「リテンション(継続率)がすべてです。アプリの要となる10、20、30の要素を突き止め、リリース時、その後も日々追いかけるべきです。また各要素を決まった人に任せるのです。私たちは約15の基準を設けており、それを3~4人で分担して行っています」。
Game Venturesの今後の計画についても大まかに話を聞いた。Zak氏iによると、Howzatは間もなくモバイルやタブレットでも利用できるようになり、Facebookからマルチプラットフォームにシフトしていく予定だ。同ゲームには100万人を超えるアクティブユーザがいるが、依然としてゲームの収益化が課題として残る。Howzatのようなライブアクションゲームにとっては難しい問題だ。
【via Tech in Asia】 @TechinAsia
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