共同購入でモバイルアプリを半額にー韓国スタートアップPlayHalfの展望

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【原文】

Freeconomics、フリーミアム:商品を消費者に無料で提供しても、収益を上げることができる新しいビジネスモデル。

「Freeconomics」とは、free + economicsの合成語で、かつて有料だった製品やサービスを、無料または非常に安価に提供する代わりに、市場の関心と評判、幅広いユーザーベースを確保し、これをもとに関連領域で、新たな収益を創出する事業方式をいう。フリーミアムの概念はロングテール経済の主唱者である Chris Anderson が英エコノミスト誌に新しいビジネストレンドに紹介し、知られるようになった。

フリーミアムの本質は、収益を得る場所が今までのビジネスとは劇的に異なることにあり、その種類によって、ユーザーではなく、第三者からの収入を得る「スポンサー型」、特定の製品を無料で提供する代わりに、関連製品やサービスに消費をもたらす「事​​業再定義型」、プロシューマーの共有と相互の協調取引を支援する「プロシューマー共有促進型」などに大別できる。

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フリーミアムは、基本的な収益構造とビジネスモデルが相反する側面があるため、新たなビジネスの構造や収益方法を探して、スタートアップ業界ではかなりホットなテーマである。

このうち、今日紹介するのは、最後の 「プロシューマーの共有促進型」、さらに細分化すると、「半額セールでフレンドリーなソーシャルコマース」ということになる。Living Social、Groupon などの巨大ソーシャルコマースが大きな損失を出し、ソーシャルコマース市場が沈降しつつあると思うかもしれないが、モバイルアプリにソーシャルコマースを適用すれば、話は変わってくるのではないだろうか。

PlayHalf」は、有料アプリのソーシャルコマースだ。文字通り「Half」、つまり半額だ。毎週土曜日に有料アプリを50%割引で販売する。消費者は割引されたアプリを購入申請する。目標販売数量に達した場合、申請した消費者に50%割引でアプリを一括提供する。そうだ。ソーシャルコマースのやり方を、寸分の違いも無く実装しているのだ。

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アプリの売り手は、短期間に大量の商品を販売し、バイラルマーケティングの効果を得ることができる。消費者にとっては、さまざまな決済方法が提供してもらえる上に、50%割引でアプリができるのが最大の長所だ。

ビジネスモデルは? どのような収益構造で、アプリを半額で販売しても利益が残るのだろうか?

PlayHalf では、広告主が提供するマーケティング費用のうち一部をアプリ購入に充当し、ユーザにアプリを半額で販売する。PlayHalfは、その販売額から利益を得る。広告主は支払ったマーケティング費用から、有料でアプリを購入した費用を除き、残りの費用と販売手数料が返金されるため、結果として、PlayHalfに対して支出するマーケティング費用は多額にならない。こうして、PlayHalf にスポンサーする広告主と、消費者の両方が Win-Win になる。

PlayHalfに新しいソーシャルコマース・パラダイムを期待する理由は、モバイルやオンラインベースのアプリを売るという点にある。

一般的なソーシャルコマースは、消費者と広告主の間の手数料で収益を生み出すビジネスであるため、消費者のニーズに応じた迅速なローテーションができない。問題が発生したとき、直接は問題そのものに関与していない、ソーシャルコマース・プラットフォームを経由して、消費者は販売者に連絡をとる必要があり、問題の解決に時間がかかる。この点が、現在のソーシャルコマースが抱える問題点として指摘されている。また、ソーシャルコマースで販売された製品やサービスに顧客が不満を持ったとき、その対応責任を広告主とソーシャルコマース・プラットフォームのどちらが負うのかも結論が出ていない。

PlayHalfはアプリを半額に割引して販売するという点で、この問題から脱却する。アプリはもともとモバイルとやオンラインで販売されているものので、現物の製品やサービスで発生する問題が発生しない。

もちろんPlayHalfにも問題はある。まだ、ほとんどの有料アプリの平均価格がそれほど高くないということだ。一般的なソーシャルコマースで販売する高価なプーケット旅行や特等級韓牛ではなく、平均1〜2ドルの有料アプリの購入を決めた人が、さらに時間と労力を投じて、半額割引の恩恵を受けようとするだろうか? 通常の有料アプリは、消費者は登録済の自分のアカウントだけで、モバイルやアップストアから購入することができる。別の決済プロセスが必要になるのに、ユーザはわざわざ0.5ドルの割引を得るために時間と労力をかけるより、利便性を選ぶのではないだろうか。

アプリ購入の共同購入目標を達成する必要も生じる。有料アプリの購入を決めたユーザは、購入してすぐに使いたいものだ。共同購入目標を達成するまでアプリが使えないなら、他にアピールできる材料は何だろう?

リワードサービス市場は、既に供給過多の状態だ。PlayHalf は、そのレッド・オーシャン市場とひと味違ったアプローチを採用しているが、前述した問題を解決できなければ、PlayHalf 成功の可能性をにわかに確信することはできない。

【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

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