親、生徒が信頼できる家庭教師を見つけるためのマーケットプレイス「School of Tutors」

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STSchool of Tutorsはシンガポールの家庭教師サービス。証明書、リファレンス、そしてレビューの情報交換ができる頼もしいマーケットプレイスだ。

シンガポールには家庭教師と親、生徒をつなぐ多数のサイトがある。家庭教師たちがしなければならないのはアカウントにサインアップし、専門分野とバックグラウンドを入力することだ。一目見ればこれら家庭教師の多くがまだ学生で、小遣い稼ぎを目的としており、ほんの一握りだけがプロの家庭教師だということがわかる。

しかし、家庭教師探しの大部分は家庭教師コーディネーターの仕事で、コーディネーターは最初に家庭教師のデータベースをウェブサイトから購入し、生徒と家庭教師を引き合わせる。そして、こういったコーディネーターたちは家庭教師の最初の月の給料からのコミッションを収入として受け取っている。

この新しいサービス、School of Tutors(ST)はその仲介者部分をなくす試みをしている。STは「シンガポール初のオンライン家庭教師マーケットプレイス」とうたっている。当初はSTが他の多くのオンライン家庭教師仲介サイトとどう違うのか私たちには不明だった。そのようなサイトでも家庭教師がプロフィールを載せ、生徒や親とマッチングしている。

しかし、それらのサービスは家庭教師コーディネーターを利用していないようだ。家庭教師を探している親や生徒はフィルタリングオプションを用いて家庭教師を探すことができ、過去の実績のレビューもチェックできる。さらに重要なことは、School of Tutorsのメッセージ機能を使って家庭教師と直接コンタクトもとれる。

取引が円滑に行われるために、学ぶ側が家庭教師を見つけた際に初回月の家庭教師代の20%を前金として支払う。支払いは指名確認時にオンラインでPayPalでおこなわれる。このサービスとは対照的に家庭教師代に関して私が知る限り、大部分の家庭教師はコーディネーターに50%のコミッションを支払っている。

schooloftutors

親や生徒は家庭教師のサービスに対する評価やレビューをすることができる。家庭教師はまた過去の実績、レビュー、サービス評価、リファレンスおよび指名数などを考慮した特別なアルゴリズムによってランク付けされている。これにより、親や生徒は子供の家庭教師を雇う際、さらに透明性のあるなかで選択をすることができるというわけだ。

また、「スポーツ」分野があることもこのサービスの特徴だ。一般的に家庭教師について考えるとき、学問的なことや楽器を演奏するといった成績がある科目に制限されがちだ。親の多くはもっと包括的でバランスの取れた教育を子供に受けさせたがっている。

スポーツに取り組むことは一つの方法で、現在サイトに登録されているスポーツ家庭教師はおよそ20名のみだが、そのうちこの人数も増加していくだろう。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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