タクシー配車アプリのフィリピン上陸からまだひと月であるが、今度は地方バスのオンライン予約サービスPinoy Travelの登場だ。
フィリピンでは少数の主要目的地にバスで行くことができる。例えばルソン島では、マニラ首都圏からの乗車客はBaguio、Vigan、Zambalesへ行ける。
またクリスマス等の休日には地方の親戚を訪ねることがフィリピンでは一般的だ。これらの時期には乗車券売り場には長い行列ができ、バスは乗客でごった返しになる。
チケット予約をウェブへ移行
ここでPinoy Travelを紹介しよう。同アプリにはフィリピンの全バス車両の運行スケジュールが集められている。ユーザはただ好きな運行スケジュールと路線を選択して、そこでチケットの予約を取るだけだ。しかしまだ同アプリは初期段階にあるため、いくつかのバス路線のオンライン決済をシステムに組み込んでいるところだ。
PinoyTravelの社長兼共同設立者であるAu Soriano氏は、チケット予約をウェブに移行することで、Pinoyは「フィリピンの地方バス予約システムに革命をもたらす」ことを目指すと語る。
Pinoy Travelはフィリピンの通信会社Smart CommunicationsのインキュベータであるIdeaspace Foundationによってメンタリングされたスタートアップの第1期生だ。
交通機関の乗車券をオンラインで購入する習慣のない国にあって、Pinoy Travelのウェブサイトはたしかに革命をもたらす存在である。
Pinoy Travelはウェブアプリでアクセスできる他、Android版も無料で利用可能だ。
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