#StartupAsia Singapore 2014:「Startup Arena」の優勝者は、オンライン/オフラインのコマースを融合するクラウドPOSスタートアップ「Bindo」

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5月7日〜8日の2日間、シンガポールでは Tech in Asia が主催する、アジア最大のスタートアップ・カンファレンス「Startup Asia Singapore 2014」が開催された。このカンファレンスの中で、参加者の注目を最も集めるセッションが、スタートアップがピッチで凌ぎを削るコンペティション「Startup Arena」だ。

Startup Arena に参加したスタートアップ各社については追ってお伝えするが、審査員や聴衆の評価を得て、見事入賞したスタートアップをお伝えする。

Startup Arena 2014優勝:Bindo(香港/NY)

(副賞:現金1万ドル)

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Bindo はクラウド・ベースのPOSシステムで、小売店が実店舗のみならず、Eコマースでも商品が販売できるようにするプラットフォームだ。商品管理、商品検索ほか、在庫管理も含めて、オンラインの店舗と、オフラインの店舗を一元管理できる。

シボレー賞:Astroscale(シンガポール)

(副賞:iPad)

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Astroscale は神戸出身のシリアルアントレプレナー岡田光信氏がローンチしたスタートアップだ。会社はシンガポールに登記されている。宇宙空間には、ロケットや人工衛星などの破片がスペース・デブリ(宇宙ゴミ)として多く漂っている。映画「ゼロ・グラビティ」でもテーマとなったように、スペース・デブリは、既にある国際宇宙ステーションや人工衛星の脅威になりかねない。小さな宇宙船(1.5メートルとのこと)を打ち上げ、これを用いて比較的大きなスペース・デブリ300個を大気圏に突入させて燃やしてしまおうというプロジェクトだ。

Jungle Ventures 賞:Astroscale(シンガポール)

(副賞:VC訪問などを目的とした、シリコンバレーへの往復旅行券)

内容は同上のため省略。

Global Brain 賞:FaceRecog(シンガポール)

(副賞:東京で12月に開催される、Global Brain Alliance Forum 2014 への招待と往復旅費)

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FaceRecog は屋外広告などに付けられる小型のデバイスで、広告の前を通過した人の眼を認識し、年齢、性別、人数等を認識することができる。デバイスで得られた情報はウェブAPIで転送されるので、リアルタイムで Google Analytics で閲覧することができる。

THE BRIDGE では追って、Startup Asia Singapore 2014 のイベントレビューをお伝えする。

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