個人向けの安価な光造形方式3Dプリンター「Pegasus Touch」を国内代理店が取り扱い開始

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一般的な個人向け3Dプリンターといえば、熱溶解積層方式のものがほとんどだろう。こちらの方式は、材質を熱で溶かして1層ずつ積み重ねていく方式で、安価かつ小型の3Dプリンターが実現されている。ただし、精度や質感などはある程度の基準以上のものが作れないのがデメリットだ。

一方で、光造形方式というものがある。こちらは高精度かつ質感の高い造形が行えるのだが、熱溶解積層方式に比べてコストが高く、大型化してしまうのが難点で、個人向けの製品としては主流になっていない。

しかし、そんな状況も今年の後半には変わってくるかもしれない。このたびゲッコー・アンド・カンパニーが輸入、販売を行う「Pegasus Touch」は、文字通り「安価で小型化」を実現した光造形方式の3Dプリンターだ。

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このPegasus Touchは、米FLS社が今年の2月にKicksterterで目標の8倍もの支援である80万ドル以上を集めて製造されたもの。

本機の最大造形サイズは177 x 177 x 228mmで、解像度は3ミクロン。先日紹介した中小企業向けの小型3Dプリンター「COBOT」が50ミクロンであることを考えても、その精度は一目瞭然だ。

専用の造形材料は液体樹脂のレジンで、黄色、赤、緑などの色にも対応しており、1リッターで約1万円ほど。

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気になる販売価格はゲッコー・アンド・カンパニーによれば通常価格で398,000円となっている。同クラスの3Dプリンター「Form1+」が同社にて通常価格488,000円にて販売されていることを考えても、これはなかなか安価であると考えられそうだ。

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