中国政府当局「WeChat(微信)を使いたい? それなら、社会主義システムに従うべき」

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中国政府当局は今日(原文掲載日:8月7日)、WeChat(微信)などのメッセージングアプリを取り締まる暫定的な規定を発令した。これらソーシャルアプリの使用を取り締まる10点の計画は、国営通信社の新華社によってコメント無しで発表された

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法令の最初の部分によると、WeChat などのメッセージングアプリは、「公共の情報サービスの健全で規則に従った発展をさらに促進し、市民、法人及び他の団体の正当な権利及び利益を保護し、国の安全及び公共の利益を保護すべきである」とされている。後半部ではもう1つのポイントとして、チャットアプリユーザは、「法律、社会主義体制、国の利益、市民の正当な権利及び利益、公共の秩序、社会のモラル及び情報の信憑性を守るべきである」とある。

また、本日発令された規定にはさらにいくつか具体的な規則が盛り込まれている。新たな規定として、メッセージングアプリ企業はユーザに実名での登録をしてもらうよう求めている。

更新:Tencent(騰訊、HKG:0700)のスポークスマンは、「公式アカウントについては、既に写真付きでの実名登録を行っていると述べている。)

さらに、WeChat の公式アカウントを持つ承認済みメディアしか政治ニュースを投稿することができない。法令にはまだ多くの不明な点があるため、詳細について WeChat を開発したTencentに問い合わせてみた。

発令2時間後の最新情報:Tencentのスポークスマンによると、「弊社は、弊社が事業を行っている全ての市場において政府の方針を遵守しています。ユーザエクスペリエンスが弊社の最優先事項であり、弊社はユーザに健全で安全なオンライン環境を提供する努力を常に行っています。関連規則を遵守するために、侮辱的及び不正な行為に対しては対策を取っています。そのようなことがあった場合は、ユーザからの報告をオンライン経由で受け、歓迎しています。」ということだ。)

WeChat が Weibo(微博)同様、厳格に取り締められることに

中国は最近になって、海外の2大メッセージングアプリ KakaoTalk と LINE をブロックした。WhatsApp はブロックされていないが、中国では広く利用されてはいない。WeChat は同国で断然な人気を誇るメッセージングアプリであり、ニュースや個人の写真・考えなどをシェアするためのソーシャルネットワークアプリとして利用がますます増加している。

2012年に人気の出た WeChat は当初、とても自由で検閲されることもなかった。しかしそれは個人間のメッセージングアプリだった頃の話だ。アプリが成長して利用法も様々に広がってくると、当局は徐々に介入するようになった。ここ数ヶ月は特にひどい。 WeChat は3月に政治的な内容を取り締まるよう要請され、複数の著名ブロガーの公式アカウントを禁止せざる得なくなった。5月には他のメッセージングアプリ同様、新華社が言う「不法で有害な情報」を削除しなければいけなくなった。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】

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