Facebookの時価総額を超える勢いで伸びる中国の大手ソーシャルメディア企業「Tencent(騰訊)」

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【翻訳 by Conyac】 【原文】


カレンダーに印をつけよう。というのも、中国の大手ソーシャルメディアが時価総額でアメリカのリーダーを追い越したからだ。そう、Tencentの時価総額が今(原文掲載7月19日)、Facebookを上回り、現在の時価総額は4,198億4,000万香港ドル(666億米ドル)。Facebookの時価総額は622億4,000万米ドルとなっている。

(7月20日付、情報更新:ある読者の方が、私が香港ドルを誤って中国人民元で計算していることを指摘してくれた。正しい通貨単位で計算すると、昨日のTencentの時価総額は実際には550億米ドルでFacebookよりも依然少し低い額だ。間違った情報を流してしまい申し訳ない。だが、TencentがFacebookを追い抜くのも時間の問題だろう。)

Tencentは2004年6月に香港市場に上場し、当時の株価は1株3.7香港ドル。だが今では1株228香港ドルで取引されている。Tencentにとっては重要な時だ。同社は中国の各分野で最大級のソーシャルサービスを数多く運営している。Tencentのソーシャルゲームサービス、グループメッセージアプリ「WeChat」、インスタントメッセージサービス「QQ」、オンラインプロフィール「QZone」、そしてマイクロブログ「Tencent Weibo[1]」などはどれも中国で最大級だ。

「China’s rising social media(中国で台頭するソーシャルメディア)」で紹介されているインフォグラフィックの抜粋で、中国トップのソーシャルサービスを見てみると、実に3つのサービスでTencentがトップになっている。


だが、Tencentが無敵なわけではない。苦戦を強いられている重要な分野も数多くある。一番大きな失敗のひとつがeコマース事業で、C2C販売の「Paipai」、B2Cとオンラインストア「QQ Buy」はほとんど成果が上がらず、AlibabaのTaobaoとTmallに打ち負かされている。同様に、モバイル分野でも複数ライバル企業の首尾一貫したモバイル戦略に追いついておらず、ライバル企業のBaiduやAlibabaなどは独自のモバイルプラットフォームやスマートフォンまでも開発している。

とはいえ、Tencentの勢いは国内外で通用するもので、時価総額の上昇そして事業の多様性はFacebookも見習うべきだろう。FacebookがメッセージサービスのスタートアップBelugaを買収した時のことを覚えているだろうか?その買収からは何も生まれず、単に才能ある人材を獲得しただけだった。だが、Tencentがスマートフォン向けのグループメッセージアプリの可能性を見出した時、Tencentは独自のサービスWeChat(中国語名はWeixin)を開発し、それが今では世界で1億人以上が利用する人気アプリとなっている。

しかも、QQユーザを頼ることなく、かなりスムーズにやってのけた。Zuckerberg氏も秘かにわかっていると思うが、Facebookは特徴に乏しく、例えばソーシャルゲーム企業の撤退やGoogle+など競合の出現などに非常に弱い。だが一方のTencentに関しては、彼らを一撃で倒してしまうような企業は1社もない。

[アジアに拠点をおく著名なスタートアップで、Tech in AsiaのStarup Arenaコンテストの審査員でもあるBenjamin Joffe氏がツイートでこの話題を伝えてくれた。感謝します。同氏のフォローは@benjaminjoffeで。]


[1].「Tencent Weibo」が中国最大のマイクロブログではあるものの、すべての熱狂や幅広いアクティブユーザを抱えているのは、むしろライバル企業のTwitterクローン「Sina Weibo」の方だ。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

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tencent(騰訊)

Company: tencent(騰訊)

中国最大のインターネットを使った通信ソフトの開発企業。同社の中核をなすのはインスタントメッセージング製品、QQ。中国版Twitter4強のうちのひとつ、Tencent weibo(騰訊微博)も運営している。Tencentは1…

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