いつでもどこでも、アプリを起動して数秒後にネイティブスピーカーと英会話が始められるアプリ「Cambly」

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どんな外国語であれ、ネイティブスピーカーと意思疎通に不便が無いところまで話せるようになるには、3,000時間が必要と言われる。言い換えるなら、寝ているとき以外、半年〜1年間外国語を話し続ければ、どんな言語だって習得できるわけだ(…と、少なくとも筆者は解釈している)。つまり、機会を作って、ひたすら外国語を話し続けることが習得への最短の近道である。

一方、世間の英会話学校やオンラインで英会話が習得できるアプリの多くは、時間を決めて事前に講義を予約するケースが多い。これは教える側の講師とのスケジュールをマッチングする以上致し方のないことだが、思い立ったときにサービスを利用できないことでストレスを感じる人も少なくないのではないだろうか。

Y Combinator の2014年冬のインキュベーション・バッチから輩出された「Cambly」は、まるで友人に電話をかけるように、思い立ったときに英会話講師を呼び出せる言語トレーニングアプリを提供するスタートアップだ。スマホアプリを立ち上げると直後に利用可能な講師一覧が表示され(下図)、数秒後には英会話を開始することができる。最初の5分間はトライアルで無料、月額60ドルで毎日15分の会話を30日続けられるという料金体型だ(料金体型には、他の選択肢も有り)。

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Sameer Shariff 氏

日本は興味深い市場だと思っている。それ以外には韓国にもユーザが多いね。ブラジル、トルコ、ロシアにもユーザがいる。ただ、アジアの中でも、中国にはさほどユーザはいない。

ユーザの目的はカジュアルな会話から、キャリア形成のための英会話習得、これから海外に旅行する人などさまざまだ。講師の50%はアメリカに住むアメリカ人だけど、時差の関係で日本人が「話したい」と思ったときに、講師が見つからない、というような問題は生じないようにしている。

他の英会話サービスでは、フィリピンの講師から英語を習ったことで、生徒がフィリピン英語の発音を習得してしまった、というようなケースがあるのは理解している。Cambly では、アメリカ英語を話すネイティブスピーカーが講師を務めるので、中には(英語を公用語とする)フィリピン人のユーザが Cambly を使ってアメリカ人講師から英語を習っているケースさえある。(CEO Sameer Shariff 氏)

Sameer 自身旅が好きな人物であるが、彼曰く、外国語を習得する上で最短の近道は、その国に旅をして現地の人と話をしまくること。Cambly は、実際に現地へ足を運ぶことなく、旅での体験を擬似的に演出するアプリと位置づけており、したがって、Rosetta Stone に代表される、典型的な英会話学習教材とは差別化できているのだとか。

筆者のまわりに限って言えば、中国語を話す日本人や日本語を話す韓国人などに話を聞いてみると、学校で言語を習得したという人は多くなく、生活を共にする外国人が身近にいるか、テレビドラマを見て話せるようになった、というケースがほとんどだ。習うより慣れろ、というのはまさにこのことである。英語を習得しようとしていて、身近にネイティブスピーカーの友人がいなかったり、旅に出かける余裕が無かったりする人には、Cambly は良い救世主となるだろう。

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現在オンラインになっている講師一覧。
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講師のプロフィール、自己紹介ビデオが見られる。特定の講師に教えてほしい場合は、講義の予約もできる。
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