従業員のハッピー度を把握し、リテンション向上に貢献する社内アンケートサービス「PeopleSpark」

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<Pick Up> PeopleSpark gets managers and employees talking so everyone is happier

HRサービス各種を提供するHay Groupが実施した調査では、企業の退職率が現在の20.6%から2020年までに23.4%にまで上昇する見込みであることがわかりました。

最近リリースされたばかりの「PeopleSpark」は、週1回のアンケートを実施することで社員のハッピー度を測ってくれるサービスです。社員から集まった回答を集計し、アクションに移せるサマリーをマネージャーや役員に対して提供します。

企業やマネージャーは、PeopleSparkのアンケート内容を自由に作り変えることが可能。ビジネスメトリクスや生産性にまつわる質問より、PeopleSparkが社員に対してまず聞くのは「How are you feeling?」です。

「一週間を振り返って、生産性を1〜5の評価で回答せよ」などといった事務的な質問ではなく、まず気持ちを聞かれることで、社員は自分の意見を伝える機会があると感じ、それが満足感につながるとのこと。そのほかにも、現在の仕事への満足度を1〜10で評価するような項目も用意されています。

同社のCEOであるMitchell Harperさんは、PeopleSparkを単なる企業向けアンケートサービスではなく、「人とマネージャー間のあらゆるコミュニケーションを促進するプラットフォーム」であると説明。また、四半期や年1回の対面レビューに比べて、特にコンピューターの前に座ることに慣れている若者世代などは、むしろオンラインアンケートに対してより正直になる傾向があるとも。

Glassdoorのような、従業員による雇用主への評価を可視化するプラットフォームはすでにありますが、PeopleSparkのようなプラットフォームが普及すれば、企業が独自に従業員の満足度を公開して人材獲得などに活かすような動きも出てくるかもしれません。

via. FastCompany

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