<Pick Up> Facebook employees get ‘zero credit’ for their titles
FacebookのBtoB広告には、企業名やEメールアドレスを使ったターゲティングに加えて、「肩書き」によるそれもできる。でも、Facebookという一企業で働く上で、肩書きは大した効力を持たないのだとか。
Facebookの8,000人以上の従業員のほとんどは、いわゆるミレニアルズ(2000年以降に生まれた人成人を迎えた人のこと)。シリコンバレーのIT企業の中でも、平均年齢28歳と、Googleの30歳やAppleの31歳に比べて若干若い。
ネガティブなフィードバックを好まないなど、一般的に言われるミレニアルズに関するステレオタイプを逆手に取って、Facebookでは若い従業員に自由を与え、自分の仕事に対する「当事者感」を重視してる。従業員を評価する際、マネージャーは社員個々人の強みに焦点を当てて評価し、その社員の能力が一番発揮される役割を与えることが求められる。仮に人が足りていない部署があったとしても、社員の適性を重視して配属する。
元記事は、肩書きが意味を持つ従来企業で働く経験者にとって、Facebookは働きづらい場所といったニュアンスで書かれている。マネージャーに、マネージャーに本来あるはずの効力がないと。でも、名刺の肩書きがなくても、そしてポジションに関係なく、自分の仕事で実績を出せば、一緒に仕事をする上でのリスペクトは生まれるはず。この人の意見に耳を傾けようという信頼関係が築けるはず。
実際、食べログの企業版「Glassdoor」(現従業員や元従業員による企業の評価が集まる)では、従業員数が1,000人以上の企業と対象とする「Best Places to Work」では、FacebookがTOP50位の中で13位にランクインして、働きやすい企業と評価されてる。
Facebookの元プロダクトマネージャーは、Facebookのことを「ミレニアルズによって作られた初のFortune 500企業」だと表現したそう。今後はむしろFacebookのような価値観の企業が増えていくのかも。
via. Business Insider
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