
中国インターネットの大手 LeEco(旧社名 LeTV、楽視)傘下のクラウドコンピューティング及びデータプロセッシング企業 LeCloud(楽視雲)が木曜日(3月3日)に発表したところによると、重慶市が運営する800億元の投資ファンドである重慶市戦略性新興産業投資基金(Chongqing Industrial Investment Fund)が主導したシリーズA資金調達ラウンドにおいて、同社は10億元(1億5,000万米ドル)を獲得した。

このクラウドコンピューティング企業に対する LeEco の持ち分は60%から50%に減少するが、LeEco の LeCloud に対する最高出資比率は依然として維持され、新たな出資者の持ち分は16.67%に留まる。
新たに得た資金は商品開発、サービスの向上、雇用、事業の開発、マーケティングに活用される予定だ。同社はまた、LeCloud 従業員に対して持株インセンティブ制度を導入することを明らかにした。
LeEco の海外進出計画の一環として、LeCloud は動画、法人向けビジネス、動画シェア、バーチャルリアリティ、オートマチッククラウドプラットフォームのためのクラウドコンピューティングサービスを今後向上させていく。
LeCloud の公式データによると、同社は現在650の CDN ネットワークノードを60の国と地域で網羅しており、10万の法人ユーザと何十億もの個人に対してサービスの提供を行っている。
この提携はまた、LeEco と中国のクラウドコンピューティングの中心地である重慶市当局とのさらなる協力を促すことになるだろう。LeEco は、重慶市のクラウドコンピューティング及びビッグデータに関する研究開発、生産、流通、運営、インキュベーション、マネージメントサービスを促進させることを計画しており、重慶市当局は協力事業とブロードバンドのリソースに関わる支援をしていく予定である。
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