もっとも、シンガポール政府の動きなどを見ていても、MICE 政策やスタートアップ・ハブとしてのブランディングの観点から、欧米の有名カンファレンスのアジア招致の事例は増えている。WebSummit のケースで言えば、他のヨーロッパ諸国にスタートアップハブとして遅れをとりたくないポルトガル政府と、コンパクトな国ゆえ話を進めやすい WebSummit 運営側との思惑が一致した結果だろう。隣国に Mobile World Congress があるというのも作用しているかもしれない。
さて、そんな WebSummit だが、今日、ポルトガル首相の António Costa 氏は、2億ユーロ(230億円相当)のスタートアップ向けファンドの創設を表明した。基本的には他の民間投資家と共同出資する形で運用され、本社をポルトガルに設置する条件をクリアすれば、どこの国のスタートアップであっても応募できる。これと並行して、リスボン、ポルト、ブラガなどの都市にスタートアップ・エコシステムの形成も促進するとしている。今年の WebSummit では、200社以上のスタートアップが披露されるそうだ。
なお、筆者も8日(現地時間)に WebSummit Global Rising Startup Ecosystem Roundtable に登壇させていただく予定なので、読者の中に参加されている方がおられたら、乞うご期待。
ということで加藤氏たちが開始当時に参考にしていた米Codecademyの数字を調べると、2016年1月時点で公開されている情報が約2500万人(登録ベースでは1600万人)。あちらも学生起業で Y Combinator 出身のスタートアップだが、2011年創業という点を考慮してもその差はやはりかなり大きい。
VnExpress International の第一報によると、ベトナムのホーチミン市は今週、約4,500万米ドル規模のスタートアップ支援基金をローンチする計画を発表した。 同市の科学技術局は月曜日(10月24日)の会議の際、1兆ベトナムドン(4,500万米ドル)相当の支援基金を設立し、スタートアップが資金援助を受けるためのガイドラインを定めると発表した。 ホーチミン市は今後5年間でスタートアッ…
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VnExpress International の第一報によると、ベトナムのホーチミン市は今週、約4,500万米ドル規模のスタートアップ支援基金をローンチする計画を発表した。
現在の情報端末には決定的な問題がある。自分が意図する操作をしないと必要な仕事をしてくれないこと、情報のアウトプットを画面に頼りすぎていることだ。東出氏が開発したロボット「Hako」には Raspberry Pi が搭載され、人の動きを読み取れる各種センサーが備わっている。電源を入れるだけで、さまざまなアプリケーションを楽しむこともできる。価格は3万円ほど。今後、クラウドファンディングを実施する予定だ。
C4 と Capital Group, Corporate Contributions Committee と、Capital for New Commons の差し替え(C4 は Capital Group, Corporate Contributions Committee の略称ではなく、Capital for New Commons の略称であるため)
主催者要望により、写真のキャプションに受賞者の個人名を追加。
<11月9日正午、以下項目を修正>
Do The Samurai の写真のキャプションの受賞者名を修正。
アメリカ・コロラド州ボルダーに本拠を置くアクセラレータ Unreasonable Institute は、社会課題を解決するビジネスや起業家を育成するアクセラレーション・プログラムを展開している。Unreasonable Institute は、世界のより多くの地域に social entrepreneurship(社会起業)の輪を広げようと、5日間の超短期間圧縮プログラム「Unreasonable Labs」を提げて、世界8地域でメンタリングを行うツアーを行っている。
先週、同プログラムが東京で実施され、MTDO の田子學氏をはじめ、大学教授、社会起業家、投資家ら23人のメンターがメンタリングを行った。Unreasonable Labs Japan ジャパンディレクターの竹村詠美氏によれば、今年は、福岡・熊本・神戸・大阪・京都・仙台・東京の7ヶ所(開催順)で事前説明会を行ったこともあり、60チームがエントリし、そのうち10チームがファイナリストに残った。6日に都内で開催された Unreasonable Challenge Day では、メンタリングを受けたファイナリスト10チームのピッチが繰り広げられた。
…の方々だ。1位〜3位の副賞は、社会起業家に投資を行っている C4(Capital for New Commons)から提供された。バリュープレスからはプレスリリース配信ができる権利、Peatix からは、Peatix コミュニティへの集客支援とトップページでのピックアップ掲載権が全ファイナリストに送られた。受賞したチームと、それぞれのサービス内容は次の通り。
【優勝(C4 SDG Award:Grand Prize)】Co-creation Centre by Co-creation
家電を省エネ製品に取り替えることで、地域や国全体で言えば大きな資源保護になるが、家庭ではまだまだ積極的ではない。理由は面倒だからだ。Your Action on Earth では学生をトレーニングして家庭に派遣、省エネデバイスを家庭にインストールしてまわる。節電などで浮いたお金の一部から Your Action on Earth は収入を得ることができる。
【3位(C4 SDG Award:Honorable Mention)】ホトカミ by Do The Samurai
Women’s Eye は Capital Group から出資を受けているが、社会企業が投資家から出資を受ける上での心得として、Women’s Eye の石本氏は、何よりも投資家から信頼を獲得することが肝要であり、そのためには会計を含めた透明性、また、どんなに業務に忙殺されても外部に対して自分たちの活動をアピールしつづけていることが大事だと語った。
Capital Group の Baki 氏は、インパクト投資のポイントとして、投資先には経済的なリターンもさることながら、社会的なインパクトやサステイナビリティが求められるとした。