THE BRIDGE では9月末、羽田空港を管理・運営する日本空港ビルデングが、ロボットの社会実装に向け、企業やスタートアップが空港内での実証実験に参加できるプロジェクト「Haneda Robotics Lab」が開始されることをお伝えしたが、15日、その第1期に参加する17社が採択され、約2ヶ月間にわたる実証実験が開始された。
参加するのは清掃ロボット4社、移動支援ロボット5社、案内ロボット8社の合計17社で、大企業に混じって、ZMP、A.M.Y クリエイティブ、WHILL、Nextremer、明治大学からスピンアウトした SEQSENSE などのロボティクス・スタートアップが含まれる。実証実験は期間中の10時から16時半の間、羽田空港国内線第2旅客ターミナルの出発ロビー周辺で実施される予定だ。実験の様子は特設サイトや公式 Facebook ページ でも情報発信される。
この実証実験ではロボット自体の安全性、公共空間での稼働についての安全性、導入効果の検証の3つのフェーズが想定されている。実験されるロボットの種類にもよるが、空港職員や空港利用者もこれらのロボットに触れたり、操作できたりする可能性がある。
日本空港ビルデングでは、このプロジェクトを通じて、年間7,500万人以上が利用する羽田空港で、ロボットの技術面・法規面での課題が洗い出され、広く知見が共有されることを期待したいとしている。
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