スマートグラス向けAR技術を開発するイスラエルのLumus、4500万ドルを調達

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スマートグラス用拡張現実(AR)ディスプレイを開発するLumusが、4500万ドルの資金調達ラウンドを完了させた。

Lumusは以前1500万ドルを調達したと発表していたが、今回同じ資金調達ラウンド上の一部として追加で3000万ドルを調達したことを発表している。

今回のラウンドを主導したのは、台湾の最大手ノートパソコンメーカーの一つであるQuanta Computerで、その他HTCなど戦略的投資家が参加している。Shanda GroupとCrystal-Optech も参加した。

イスラエルのレホヴォトに拠点を置くLumusは、ARソリューションを提供する光学エンジンを開発する。テック調査会社のDigi-Capitalによると、AR市場は2020年までに900億ドルの規模まで成長すると予想されている。市場調査のIDCは、Global 2000の企業の30パーセントが、2017年に自社のマーケティング企画にARとVRを活用すると予想している。

上:Lumusの拡張現実のグラス Image Credit: Lumus
上:Lumusの拡張現実のグラス
Image Credit: Lumus

LumusのCEO、Ben Weinberger氏は次のように発表している。

「今回の新たな資金を活用して、Lumusは研究開発と製造を引き続き進め、新しい拡張現実と複合現実のアプリケーションをつくっている企業からの成長する需要に応えたいと思います。

また、マーケティングもさらに強化して、私たちのユニークなテクノロジーの巨大な可能性を理解・活用し、盛り上がっているAR業界において現実を新しく描きたいと考えています」

2000年に創業したLumusは、人々が現実とやりとりする方法を変革する光学を開発することをミッションに掲げている。

同社は、シースルーのウェアラブルディスプレイに使うための光学テクノロジーに取組んでおり、ヘルスケア、製造ロジスティクス、航空電子工学、さらに最近では消費者向けの製品といったARの関連市場にソリューションを提供する。

Lumusのソリューションは、最小サイズのアイウェアもどんなサイズの視覚範囲にも結びつけることができる特許取得済みのLOE導波管に基づいている。

(本記事は抄訳です)

【原文】
【via VentureBeat】 @VentureBeat

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