中国のCoolHobo(胡羅舶)、定期購入型サービスからピボットしVRフードコマース・プラットフォームをまもなくローンチ

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深圳を拠点とする食品VRコマース企業 CoolHobo(胡羅舶)が、VR プラットフォームに専念するために定期購入型の食料品ボックス・サービスを廃止するという。

Chinaccelerator(中国加速)を卒業したばかりの同社は当初、月ごとに違った国からの輸入品が入った定期購入型の輸入品ボックスをローンチし、毎月6万人民元(8,800米ドル)の売上を上げていた。同社によると、顧客の30%がリピート客だったという。

CoolHobo の設立者で CEO を務める Loic Kobes 氏は語る。

私たちはより大きなものに取り組んでおり、すべての人たちをハッピーにすることはできません。会社は小さく、市場は大きいのです。ここ中国で、すべてを試してみることができます。

CoolHobo が提供していた定期購入型の輸入食料品ボックス
Image Credit: CoolHobo

しかしながら、VR コマースへのピボットはリスクを伴う。HTC と手を組む Alibaba(阿里巴巴)は、VR コマースのプラットフォームとなる Buy+ を近日中に消費者へ公開する予定だ。

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2016年の様々な失敗からも見て取れる通り、スタートアップは、巨大テック企業よりも多くの予算を注ぎ込もうとしてはいけない。Loic 氏はこのことを認識しており、すでに計画があるという。

第一に、CoolHobo は富裕層に的を絞っている。Alibaba が価格に敏感な顧客層に注力しているのに対し、CoolHobo は富裕層およびハイエンド店舗をターゲットにしている。

VR コマースは新しいコンセプトです。私たちはハイエンド顧客のためのエクスペリエンスとクオリティを提供します。(Loic氏)

CoolHobo は二つのグループをターゲットにしている。テクノロジーに詳しいミレニアル世代と、質の高い輸入食品を求めている人々だ。

店頭に設置された、Coolhovo の VR ショッピングアシスタント
Image credit: CoolHobo

同社は顧客に VR 体験を提供すべく、まずは深圳に拠点を持つ Olé などの小売店と提携し、スーパーマーケットにVRブースを設置、買い物客の購買体験を向上させ、インターナショナルなライフスタイルを提供したい考えだ。

VR ショッピングアシスタントが音声認識機能を使い、顧客を食品の旅へと案内する。例えば、フランス産ワインの映像コンテンツであれば、様々な銘柄にまつわるストーリーと共に、ブドウ畑や上空、洒落たレストランなどへと顧客を案内し、ワインの注ぎ方などを紹介する。

第二に、CoolHobo は商品の質に重点を置いており、現在40もの高品質輸入食品ブランドが同社と独占契約を結んでいる。

第三に、同社は食品コンテンツに焦点を当てたオリジナルの360度映像を提供する。オリジナルコンテンツを作成し、中国の動画プラットフォームで特集する予定だ。

消費に先立ってフードバリューチェーンを観ることは、顧客の心をつかみ、信頼を高めます。業者にとってはこれは興味深い販売経路です。VR動画を観た後、顧客はそのストーリーを共有したくなるでしょう。(Loic 氏)

CoolHobo による VR コマースプラットフォームのベータ版は、旧暦元日(新暦1月28日)以降に公開される予定だ。ユーザは CoolHobo のアプリやウェブサイトを通して VR ショッピングを楽しむことが可能となる。

【via Technode】 @technodechina

【原文】