〝VRの冬〟終焉に向け、中国大手テック企業がVR映像コンテストを共催——5月末まで世界から応募を受付中

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Image credit: bonzodog / 123RF 写真素材

中国のバーチャルリアリティ(VR)に冬の時代が到来か? 中国の NEEQ(全国中小企業股份転譲系統(NEEQ)、通称「新三板」)に登録されている11のVR関連企業のうち、収益を計上できたのはわずか2社(Mcvar=盟雲Techtheme=騰実信)であった。中国のリサーチ企業 Wind Info(Wind 資訊)によると、Joyspoon Animation(皆悦)がなんとか損益分岐点に達した以外、金額に差異はあるものの、残り8社はそれぞれ損失を計上したという。

しかし、VR において、マーケットを作っていくのは財務実績よりも世間の新テクノロジーへの関心だ。テック企業は素晴らしいアイデアやクリエイティブな製品が努力と認知度によって生まれることを認識している。そこで中国のテック企業数社が団結してVR映像コンテストを開催することとなったのだ。

2017年2月24日、上海で開かれたサロンイベントにおいて、中国のテック企業 UCCVR、Jaunt China、Shanghai Media SMG(上海文化広播影視集団)、Youku(優酷)が合同で2017 Global Creator VR Video Competition(全球創想家VR視頻大賽)をローンチした。同コンペ主催者は UCCVR の設立者兼 CEO の Allen Foo(符国新)氏だ。

このコンテストには、VR 映画・テレビのプロデューサーやクリエイティブ動画チーム、個人など、VR 動画プロジェクトへの関与に熱意があれば誰でも参加できる。VR オリジナル動画や動画コンテンツならどんなものでも出品可能だ。

同コンペの賞品総額は数百万人民元に及ぶ。優秀な作品には最上級 VR カメラでの撮影権や最新式の VR 撮影器具、優れた配信・プロモーションチャネルなど様々な賞品が授与される。

参加者は5月31日までに公式サイトを通じて作品を出品可能。選考期間は6月1日から26日までで入賞者は表彰式にて発表される。

2017 Global Creator VR Video Contestの開催期間は5か月以上にわたるため、参加チームには十分な制作時間がある。同コンペはクリエイティブなVR作品の周知を促進し、投資の機会をもたらすだろう。

UCCVR CEO 兼 創業者 Allen Fu(符国新)氏
Image credit: UCCVR

サロンイベントにおいて、UCCVR の CEO 兼設立者 Allen Foo 氏は2017年の予測として6つの例を挙げた。

  1. VR ヘッドセットの利用数が1,500万セットを超える
  2. PC ベースの VR ヘッドセット利用数が2億セットを超える
  3. ソニーのプレイステーション VR 販売数が4億セットを超える
  4. VR ヘッドセット仕様規格の統一
  5. VR ライブコンテンツの配信数が200万を超える
  6. 少なくともコンテンツの5%が利益計上

中国有数のメインストリーム動画プラットフォーム Youku は、コンテンツクリエイターに同プラットフォーム上で360度動画をアップロードできるオプションを提供している。VR コンテンツを提供する Youku はすでに中国国内のVR 視聴者の予備データを所有している。

Youku の広報担当者 Xu Hao 氏と、Jaunt China の CEO Fang Gan(方淦)氏

Youku の広報 Xu Hao 氏は次のように語っている。

Youku 視聴者が好むのは、感覚を刺激し、上質な視覚効果をもつ動画です。雪の中を滑降するスキーやスカイダイビングといった極限のスポーツの360度動画が好まれます。それ以外で人気があるのは美しい女性が登場するようなタイプのものです。

【via Technode】 @technodechina

【原文】