
英国に拠点を置くスタートアップで、法人と一般消費者に対してあらゆるもののオンデマンド配送・集荷サービスを提供するQuiqupが2,000万ポンド(2,600万ドル)を、ニューヨークの Jobi Capital が主導するシリーズBラウンドで調達した。今回のラウンドには Transmed など既存の投資家も参加している。
2014年にロンドンで創業した Quiqup は、ロンドン版 Postmates ともいえる。個人の消費者は、店で買ったものを直接自分の家に配送するときに Quiqup を使ったり、友人の家に置き忘れてしまったビデオゲームを取りにいくために Quiqee(Quiqup 上の自営の配送者)に頼ったりする。
また、専用アプリ上で自社の製品をオンデマンドで利用可能にしたい小売業者ともQuiqupは提携する。大きな投資をせずにオンライン配送のインフラを持ちたい、比較的小さな事業者には適した方法といえるかもしれない。

Quiqup は、デリバリー機能を小売業者が自社のeコマースプラットフォームに統合できる API も提供する。そうすれば、顧客はその小売業者のウェブサイトで直接注文できるようになる。
これまで、Quiqup は数年前に「数百万ポンド」のシリーズ A ラウンドを調達しているが、詳細の額は公表していない。今回2,600万ドルを新たに調達し、同社は海外マーケットへの展開の前に、英国の国内全体に拡大するために事業を加速していく予定だ。また、見積もりと需要予測の機能を向上させるために、「アルゴリズム能力」の改善を計画している。
いわゆる「ラストマイル」配送の領域には数多くのプレイヤーが参入してる。フードデリバリー領域の Deliveroo を含め、UberEats や Uber Freight といったサービスを通じて、勇敢な Uber もまた「起点から目的地まで」届けるマーケットへの参入をさらに積極化している。
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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