シンガポールのoBike、4,500万米ドルを調達——香港に進出、GoBee.Bikeに対抗

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Image Credit: oBike

シンガポールの自転車シェアリングスタートアップ oBike は、4,500万米ドルを調達した先月のシリーズ B ラウンドに引き続き、香港に進出すると発表した。

oBike は、香港のラマ島やユンロンのほか馬鞍山公園や将軍澳など、自転車専用レーンがすでにある場所で1,000台の自転車を展開する予定。

oBike の共同設立者兼 CMO の Edward Chen 氏は公式プレスリリースでこう述べている。

香港の人々は熱心なハイカーであることは承知しています。当社が香港に進出すると、特に自転車を持っていない人にとってはアクティブなライフスタイルを送るのに素晴らしい選択肢が提供されることになります。ここには270km に及ぶ自転車専用レーンがありますので、香港の人々が当社の自転車シェアリングスキームを取り入れて、日常生活の一部として活用して頂けると確信しています。

自転車を利用するためには、デポジットとして380香港ドル(45米ドル)をまず支払う。その後は15分単位で3香港ドル(0.40米ドル)が課金される。

今回の香港進出は、2017年末までに80の都市に自転車ビジネスを展開するという同社計画の一環だ。アジア太平洋地域において oBike が利用できるのは、オーストラリア、マレーシア、台湾、シンガポールとなっており、これらの国では中国のユニコーンスタートアップ Mobike や Ofo のほか、(スクーターシェアリングにフォーカスしている事業者だが)Neuron Mobility といった小規模企業との厳しい競争を強いられている。

しかしながら、香港では現在、ある挑戦者との競争があるのみだ。それは Alibaba が支援する Gobee.Bike で、この会社は900万米ドル強を調達している。そのため、金額面で言えば、4,500万米ドルを調達した oBike の方が優位な立場にある。

【via e27】 @E27sg

【原文】

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