同世代だから理解できる、20代中心の投資家たちが起業家育成コミュニティ「Sprint」設立、合宿型イベントも

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スタートアップ向けの投資ファンドを運営するプライマルキャピタルとTLM、IF Angelの3社は9月28日、インキュベーションコミュニティ「Sprint」を開始すると発表した。Sprintは若手起業家や起業直後のチームに対し、より気軽にベンチャーキャピタリストやエンジェル投資家と出会える場所づくりを目指したインキュベーションコミュニティで、それぞれも20代で投資ファンドを立ち上げた3社が運営事務局を務める。

同コミュニティでは活動の中心となる合宿型イベントを11月3日から2日間に渡って開催することも同時に発表している。合宿にはベンチャーキャピタル6社(BEENEXT、East Ventures、GLOBIS Capital Partnersと運営3社)が参加し、起業家と投資家による事業プラン検討のワークショップが実施される。なお、参加を希望する起業家は応募が必要で、結果については10月16日に通知される予定。応募の詳細についてはこちらのページで確認されたい。

コミュニティを立ち上げた3人はいわゆる若手投資家として活躍しているメンバーで、例えばプライマルキャピタルの佐々木浩史氏は、先日LINEのグループ入りを発表した話題のバーチャルホームロボット「Gatebox」を創業期から支援している。同社創業者の武地実氏もまた20代で、同世代の起業家と投資家が二人三脚で事業成長させた好例と言えるだろう。

スタートアップの世界は年齢はあまり関係ない。若手は若手の良さがあるし、ベテランはそれなりの戦い方をしてくる。だからこそ創業期に理解しあえるパートナーと出会えるかどうか、特に若手起業家にとっては同じような感覚でコミュニケーションできる仲間のような投資家と組めるかというのは重要なポイントになるだろう。

Sprintが新しい起業家層の受け皿になれるかどうか、初回イベントの結果を待ちたい。

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