ユニークな技術や素材の商品化までを支援するTRINUS、IDATEN Venturesとゼロワンブースターから資金調達

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TRINUSの代表作、花色鉛筆は削りかすが花びらのようになる/写真:TRINUS

ものづくりのアイデアから製造、流通までを手がけるプラットフォーム「TRINUS(トリナス)」は2月14日、第三者割当増資の実施を公表している。引受先はIDATEN Venturesとゼロワンブースターで調達した資金は5500万円。同時にIDATEN Venturesの代表を務める足立健太氏が同社取締役に就任することも伝えている。

TRINUSは全国に眠る技術シーズ、例えば『変形すると色が変わるナノテク素材「フォトニックラバー」』といったユニークな技術や素材を独自ルートで集め、それに対して商品化に向けたコンセプトやデザインの公募、製品化や流通販路といった最終的なアウトプットまでを支援するプラットフォーム。

同社代表取締役の佐藤真矢氏の話では、現在集まっている技術シーズは11件で、それに対する商品化のアイデア(デザイン)数は1300件を超えているそうだ。

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フォトニックラバーを活用したデザイン案(公募)/写真:TRINUS

ビジネスモデルは製品化までこぎつけた商品のロイヤリティで、実際に発売までを支援した「花色鉛筆」は大手百貨店などでの取り扱いにも成功し、1年間で4万本を売り上げている。2014年12月のサービス公開以降、これまでに採用された企画は9作品で、5つの商品ブランドが販売にまで至っている。同社は今回の調達資金で営業体制の強化やシステム改善などを進める。

via PRTIMES

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