ブランドリセールの「RECLO」を運営するアクティブソナーは8月7日、菅原健一氏のChief eXperience Officer(CXO)就任を伝えている。
菅原氏はMoonshotの代表取締役で、アドテク「スケールアウト」の第二創業期を支えた人物。同社がKDDIグループ入りした後は、nanapiおよびビットセラーと3社で合併したSupershipにてCMOを務め、ブランド広告やアドテクの啓蒙、事業展開に貢献した。2016年からはスマートニュースに参加し、こちらでもブランド広告責任者として活躍、2018年7月には独立し、企業の成長を支援するアドバイザリ業を開始している。
RECLOはこれまで展開してきたブランド委託販売事業の「リユース(再利用)」から正しい価値で消費者がモノを大切にする循環型の「リセール」へ、提供体験価値の転換を図る。菅原氏はその一環として同社の主力サービス「RECLO」のリセール体験価値を向上させる施策を展開する。
菅原氏に今後の具体的な方向性についてコメントを求めたところ、次のように回答してくれた。
「RECLOで売ってRECLOで買う」というユーザー体験価値の最大化を狙ってまず、中古品のイメージを変えたいと考えてます。中古品ではなく、一点もののビンテージであり、欲しいものが見つかればラッキーだし、探したくなる。例えばナイキって年間を52週に分けて商品をリリースするなど、関心を途絶えさせない仕掛けを提供していたりします。RECLOも同じで、買わなくても楽しめる、関心をとどめておけるサービスに変えていきたいと考えてます」。
現在はEC色の強いサービスだが、菅原氏の説明では新しいメディアのような展開も考えているという。雑誌ではブランド誌が年代・性別ごとに発行されているが、ウェブメディアでその体験を再現するようなイメージのようだ。
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