東南アジアでスポーツ仲間を見つけられるアプリ「Rovo」、シードラウンドでEast VenturesやGolden Gate Venturesから47.3万米ドルを調達

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Rovo
Image credir: Rovo

好きなスポーツをする際、一緒にプレーしてくれるパートナーがなかなか見つからない場合がある。異なる相手と対戦することで、自分自身に新たな挑戦を課したいと考えている人、もしくは自分は全くの初心者で、同じくらいのスキルを持つ仲間が欲しいと思っている人が多くいるのではないだろうか。

シンガポールに拠点を置く Rovo は、カジュアルやアマチュア、そして本格的にスポーツに打ち込むユーザをターゲットとしたニッチなソーシャルネットワークを開発しているスタートアップだ。ネットワークを通じ、プロセスを簡略化するのを狙いとしている。つい先日、East Ventures がリードしたシードラウンドで47万3,000米ドルの資金調達に成功した。同ラウンドには Golden Gate Ventures も参加している。

また、Rovo はシンガポールやマレーシアにあるサッカーコートを検索・予約ができるアプリ「FootySG」を買収した。この買収を受け、 FootySG が持つテクノロジーや顧客基盤を Rovo と統合する予定。つまり、ユーザは Rovo のプラットフォーム上で近日、競技会場を予約できるようになる。そしてRovo自身は競技会場と直接連携し、利用者増加の支援をするチャンスを得ることが可能だ。

Rovo 主催のテニススキルクリニックに集まった、Rovo のチームメンバーとユーザら
Photo credit: Rovo

Rovo の共同設立者で CEO である Ritesh Angural 氏は、FootySG の設立者 Mellavin Mar 氏との出会いについて、「非常に感銘を受けた」と強調した。限られた資源の中で、FootySG は競技会場を利用できるようにするための素晴らしいテクノロジーを構築しているだけでなく、シンガポールやマレーシアで最大規模を持ついくつかの競技会場とパートナーシップを結んでいる、と Angural 氏は述べた。

Rovo は RedMart の元社員 Angural 氏、James Dam 氏、Danny Limanseta 氏、Joshua Newman 氏によって昨年設立された。4人はオンラインフォーラムやソーシャルメディアグループでテニスの試合をセッティングした際に不満を感じた経験から、アイデアを着想した。

Revo は個人プロフィールの作成、周辺にいるプレーヤー仲間やコーチの検索ができ、種目はテニスだけに留まらない。現在、バドミントン、バスケットボール、クリケット、サッカー、スカッシュ、卓球、バレーボールまでサービスを拡大している。ダウンロードは無料で、東南アジア地域だけでなくインドでも利用可能だ。

本稿執筆時、Revo は iOS のスポーツカテゴリーで、8番目にダウンロード数の多いアプリとなった(フィリピン国内。Applyzer 調べ)。シンガポールのチャートでは27位、マレーシアで109位、インドネシアで116位、そしてインドでは390位にランクインしている。

【via Tech in Asia】 @techinasia

【原文】

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