APIベース・コンテンツ管理システム(CMS)「Contentful」が3,350万ドルを調達。WordPressに代表されるウェブページ向けのCMSとは違い、スマートウォッチやグラスなどの次世代端末向けのコンテンツ管理サービスを提供する。ディベロッパー向けのサービスであることを意識しており、APIを通じて入力コンテンツを各端末に最適化させて表示させる。月額39ドルから10人まで共通のワークスペースを利用でき、ユーザー1人ごとに15ドルで追加できる。SpotifyやWeWorkなどをクライアントに有する。- Contentful raises $33.5 million to reinvent content management systems
従業員エンゲージメント管理サービス「15Five」がシリーズAラウンドで820万ドルを調達。従業員は週1回15分程度で完了するのアンケート(勤怠/個人目標管理/360度レビューなど)に回答。調査結果から生産性だけでなくエンゲージメントを計測する。SlackやBambooHRなどのプロダクティビティーツールとの連携機能も有する。- 15Five Raises $8.2M in Series A Funding
SDG の市場規模はかなり大きいと Banifatemi 氏は指摘する。Business & Sustainable Development Commission(ビジネス・持続可能開発委員会)が2017年に発表したレポートによると、エネルギー、都市、食料、農業、および医療の分野における、持続可能で包括的な戦略には「少なくとも」12兆米ドルの価値があるという。こうした戦略に SDG が加わるとさらに8兆米ドルの価値が追加されることが見込まれる。
Banifatemi 氏はこう尋ねる。
市場が十分に大きいなら、SDG 向けの AI の採用を促進するにはどうすればよいでしょうか。
近年では前向きな進捗も見られる。Xprize が主催する AI コンテストは IBM の Watson 部門がスポンサーとなり、2016年5月には147チームから1万件以上の申し込みがあった。30人の審査員で構成される選考委員会は2017年12月に59チームまで絞り込んだ。そして、2018年11月には8か国(オーストラリア、カナダ、フランス、イスラエル、イタリア、オランダ、英国、米国)の30チームが残った。
Machine Genes: 革新的な機械学習と高度な AI を使って、これまでにない安定性と安全性で最適なインシュリン摂取量を推奨し、各患者の血糖値をコントロールするなど、不安定型糖尿病を含む1型糖尿病患者の支援を行う。
Nectar: 分析によって養蜂家の仕事とコロニーの損失を最小限に抑える支援をしている。
AI Xprize の優勝者には500万米ドルが贈られる。2位には100万米ドル、3位には50万米ドルがそれぞれ贈られる。幸運に恵まれたファイナリスト3チームは、会場とオンラインから聴衆が見守る TED2020の Grand Prize コンテストに参加する。
Banifatemi 氏は次のように語る。
今回のコンテストによって、AI を社会貢献に活用しようとする各チームの努力がトレンドを生み出したことが明らかになっただけでなく、世界中を巻き込む動きにまで発展しました。人々が一緒になって、信頼性が高くて役に立つ AI を開発し、現在最も困難とされている問題の一部を解決しようとする姿に感銘を受けています。
Xprize は1994年に設立され、宇宙、海洋、学習、健康、エネルギー、環境の分野で17の賞を設立している。これまで、賞金として1億4,000万米ドル超を提供している。この中には Global Learning Xprize の1,500万米ドル、Qualcomm Tricorder Xprize の1,000万米ドル、Barbara Bush Foundation Adult Literacy Xprize の700万米ドルも含まれる。
ウェブ改善コンサルティング事業を行う WACUL(ワカル)は12日、シリーズ C ラウンドで投資と融資により5.6億円を調達したと発表した。この調達ラウンドのリードインベスターはリコーが務め、マイナビ、TIS、みずほキャピタル、個人投資家が参加。合わせて、みずほ銀行と東京スター銀行からは融資を受けている。
これは同社にとって、2015年6月のジャフコからの調達(シリーズ A ラウンド、調達額約3億円)、2017年2月の電通デジタル・ホールディングス(DDH)とジャフコ(東証:8595)からの調達(シリーズ B ラウンド、3.5億円)に続くものだ。今回の調達を受けて、WACUL の累積調達額は12億円超に達した。