心理学応用のAIアルゴリズム「3iエンジン」、投資型クラウドファンディング開始後4時間で5,000万円超を調達——第一弾はアドネットワークから

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東京に拠点を置くスタートアップ ID Cruise は、心理学と行動遺伝学を応用した AI アルゴリズム「3i エンジン」を開発している。同社は15日、日本クラウドキャピタルが運営する投資型クラウドファンディング・プラットフォーム「Fundinno」上でキャンペーンを開始したが、5,000万円超を調達したことを明らかにした(現在もキャンペーンは継続中で、本稿執筆段階での調達額は当初の目標募集額を10%程度上回る5,500万前後で推移している)。

ID Cruise は、DMM で新規事業立ち上げやオウンドメディアの立ち上げなどに従事した山内大輔氏らにより、2017年に設立。同社は、AI と心理学を駆使することでユーザ毎の未来の行動を予測し、潜在的なニーズを探り当てる独自の AI アルゴリズム「3i エンジン」を開発している。3i エンジンはユーザが見たニュース記事などに含まれる単語を分析し、心理学上のパーソナリティを AI が機械学習によって推定する。

3i エンジンは得られたデータをもとにして、ユーザの好みの旅行先、向いている職種など、個人の行動パターンや潜在的なニーズを、少ない計算量でかつ高精度で推定できるようになる。3i エンジンの応用範囲は多岐にわたるが、ID Cruise ではその第一弾として、リターゲティングに頼らない新世代の広告配信システム(アドネットワーク)を構築することを明らかにしている。

今回の投資型クラウドファンディングは22日午後8時に開始され、23日深夜0時頃に目標応募額の5,000万円に到達した(上限募集額は7,000万円で、24日深夜0時まで募集を継続)。この投資家型クラウドファンディングに参加した新株主の人数は、本稿執筆時点で341人。新株主には普通株(最大で7,000株)が発行割当される予定だ。

これまでに Fundinno を使って資金調達を実施したスタートアップには、募集開始から4時間で約3,500万円を調達した、フリーランス向け営業支援プラットフォーム「Summon」を運営する MOSOMafia、 募集開始から3時間で8,500万円を調達した、文書溶解処理の「e-Pod」を運営する TAAS(ターズ)などがある。

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