採用管理システムのHERPがSCOUTER、Find Job!の2媒体と業務提携、年内には約20社とのAPI連携目指す

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同社代表取締役の庄田一郎氏/同社提供

採用管理システムのHERPは7月23日、ミクシィの子会社で「Find Job!」を運営するミクシィ・リクルートメントおよびソーシャルヘッドハンティングサービスを運営するSCOUTERの2社と業務提携を締結したことを発表した。

今回の提携により、Find Job!とSCOUTERの2媒体とHERPがAPI連携し、同システム上で応募者情報を確認できるようになる。今後は応募者情報のみでなく、別情報の連携も検討中だ。

同社が提供するHERPは、採用管理のためのプラットフォーム。採用担当者のルーティンワークを自動化することでの、業務効率化を目指す。候補者情報の自動取得や応募情報メッセージの管理などが可能だ。

同サービスはβ版を12月に公開して以来、10社程度に使用をしてもらいつつ、品質向上のための開発に取り組んでいる。7月よりサブスクリプションモデルでのマネタイズも開始した。β版開始からの問い合わせは600社を超える。

同社代表取締役の庄田一郎氏は、求人媒体との連携について下記のように話してくれた。

「アメリカでは、採用活動として求人票をAPIで公開します。まずは無料のAPI公開でやってみて、人材獲得が難しい分野は有料で媒体活用などをするんです。日本でも、最近ではTwitterで採用をしたり、イベントを開いている企業もありますが、まだまだ有料媒体と有料エージェントを使用するのが一般的で、ここには明確な違いがあります。業務をより効率化し、採用担当者が自社らしい採用を実現する必要があると感じています。」(庄田氏)

同氏によれば、媒体側も求人を出す企業にメンテナンスしてもらいやすくなる、などのメリットは高いそうだ。年内には20媒体程度との提携を視野に入れている。媒体との提携により、企業の採用業務に関連する情報をオープン化し、意思決定のサポートとなる「Open Recruiting API構想」の実現を目指す。

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