Next InsuranceがシリーズBラウンドで8,300万米ドルを調達、スモールビジネス向け保険プラットフォームを拡張へ

SHARE:
Next-Insurance
Next Insurance 設立者
Image Credit: Next Insurance

オンライン保険プラットフォームの Next Insurance がシリーズ B ラウンドで8,300万米ドルを調達した。リードしたのは Redpoint Ventures で、他にも保険大手の Munich Re や Nationwide Insurance、American Express Ventures、Ribbit Capital、TLV Ventures、Zeev Ventures などが参加した。

2016年にカリフォルニア州パロアルトで設立された Next Insurance は、スモールビジネスのオーナーを狙って「庭師保険」や「パーソナルトレーナー保険」、「ビル管理人保険」などのニッチ分野に特化している。それにあたり、同社は保険証券を分かりやすいものにし、細字部分の使用をなるべく避けることを約束している。

Next Insurance 共同設立者兼 CEO の Guy Goldstein 氏は次のように説明する。

私たちは弊社の歴史の中で大きな転換期を迎えています。過去2年間の弊社の急成長は、保険市場においてスモールビジネスが見落とされ、十分なサービスが提供されてこなかったことを証明しています。複雑で判読不能な保険証券、起業家にリスクを残す免責条項、事業の種類によって異なるニーズやニュアンスを理解しない保険代理店との終わりのない打合せや電話といったことはもはや過去の話です。

Next Insurance は最近になって高額な VC キャッシュを調達している「インシュアテック」の1社だ。似たような企業に Root InsuranceGabiSureTrovHealth IQ などがあり、過去1年ほどの間に約2億米ドルの資金を調達している。モバイルファーストでチャットボットを活用している保険プラットフォームの Lemonade は、Alphabet の GV を含む有名投資家から1億2,000万米ドルを12月に調達し、調達総額が1億8,000万米ドルとなった。

早い話、保険テクノロジープラットフォームは熱いということだ。

自身で保険証券を発行するライセンスを持つ Lemonade とは違い、今までのところ Next Insurance は保険証券をアンダーライトする保険プロバイダーと提携しており、基盤技術と保険証券のパッケージングに特化している。この点も、同社の投資家リストに大手保険会社が名を連ねている理由を部分的に説明している。また、商業フォトグラファー向けの保険商品をローンチするべく Munich Re と昨年提携した

しかし、Next Insurance は自身がアンダーライターとなる計画も前倒しで進めており、最近になり一部の州でライセンスの確保に成功し、全国的に業務を拡大していく計画を公表した。これにより、最終的にはより大きな柔軟性を手にし、自社で独自の価格を設定したり、保険証券の対象範囲を調整したりということができるようになるはずだ。

同社はいまや1億3,000万米ドルを超える資金を調達している。サービスは現在アメリカのみに限定されているが、今回の資金注入で「新規のビジネス分野」をカバーしていくことを計画している。

Goldstein 氏は次のように補足する。

スモールビジネスはアメリカ経済の根幹であり、簡単にアクセスでき、手頃な価格で、成功に必要なサポートと信頼感をもたらすような保険証券があって然るべきなのです。私たちの目標は、全てのスモールビジネスが必要とする保険を提供するワンストップショップになることです。そのニーズがどこにあろうとも。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】