アメリカ・オハイオ州で1971年に設立された Vantiv は、小売店舗を相手にクレジットカード決済の処理をしており、アメリカで年間250億件の取引と、売上は1兆ドルほど。ロンドンを拠点とするライバル企業の Worldpay と統合することで Vantiv は欧州にも大がかりな足場を築くことができるほか、「オムニコマースを推進するグローバルなペイメントプロバイダとなり、従来型の小売店舗、統合されたペイメント、グローバルな e コマースに及ぶ幅広い製品と機能を得ることができる」と両社が発表した声明で述べられている。
Vantiv の CEO 兼社長の Charles Drucker 氏は続けてこう述べている。
これは、両社にとって戦略的に意味のある力強い経営統合です。両社の高度に補完性のある事業を組み合わせますので、単独では決して提供できないサービス水準を一致協力して達成することができます。私たちのビジネスには、グローバルな e コマース能力、人材の強み、実行面での集中力があり、名声を高める数々の機会に恵まれることでしょう。
同氏は「海外ではドクター・ドレーがbeats by dr.dreをつくったようにアーティストがベンチャーをすることはイレギュラーなケースではありません。自分自身も5年運営して連続で黒字を出していたことが投資家の方々に評価してもらえたポイントで、きちんと結果を残して面白い取り組みをする人が増えていけばいいと思っています」と語っていた。
台湾でファッションマーケットプレイス「MAIPPLE(マイプル)」を展開する maipple は24日、同社2つ目の事業として、アジア向けのインフルエンサーマーケティングサイト「TAG ASIA」をローンチしたことを明らかにした。TAG ASIA の事業開始にあたり、maipple は芸能事務所のアソビシステムと提携、アソビシステムはインフルエンサーのマネジメント契約を担うとしている。 maipp…
台湾でファッションマーケットプレイス「MAIPPLE(マイプル)」を展開する maipple は24日、同社2つ目の事業として、アジア向けのインフルエンサーマーケティングサイト「TAG ASIA」をローンチしたことを明らかにした。TAG ASIA の事業開始にあたり、maipple は芸能事務所のアソビシステムと提携、アソビシステムはインフルエンサーのマネジメント契約を担うとしている。
maipple は2015年12月、台湾現法の風尚精選股份有限公司を通じて、インフルエンサーマーケティングを活用したファッションフリマアプリ「maipple」をローンチしている。maipple はその後、ラグジュアリーファッションマーケットプレイスの MAIPPLE にピボット。同社がこれまでの事業を通じて集めた日本・台湾・香港などのインフルエンサー約500人をネットワーク化(昨年6月の時点では約300人としていた)、マーケティング機能のみを切り出して各社に提供できるようにしたのが TAG ASIA だ。