不動産スタートアップのすむたす、シリーズAラウンドで約5億円を調達——WiLなどから

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左から:すむたす代表取締役の角高広氏、WiL パートナー 難波俊充氏
Image credit: Masaru Ikeda

不動産スタートアップのすむたすは4日、シリーズ A ラウンドで約5億円を調達したことを明らかにした。リードインベスターは WiL(4億円)、それ以外の投資家については本稿執筆時点で不明。複数金融機関からの借入可能金額を含めた調達額は10億円。すむたすにとっては、シードラウンドプレシリーズ A ラウンドに続く調達となる。

すむたすは2018年1月、Speee で不動産流通メディア「イエウール」の立ち上げに関わり、イタンジ(今年10月、GA Technologies が買収)で無店舗型の不動産仲介サービス「nomad」(2018年1月、ジャパンインベスターパートナーズに事業譲渡)の責任者を務めた角高広氏らにより設立。

Image credit: Masaru Ikeda

すむたすは、不動産価格をほぼ自動的に査定できる独自アルゴリズムを開発したことにより、通常は申込から数週間から数ヶ月以上かかる不動産の買取を、最短2日間で可能にしている。昨年以降、さまざまな理由で保有不動産を早期売却したい不動産オーナーを対象に「すむたす買取」、不動産仲介会社経由で不動産を買い取る「すむたす買取エージェント」リノベーションマンション販売サイト「すむたす直販」を提供している。

今回、複数金融機関からの借入が可能になったことで、すむたすは不動産物件の調達に必要な資金を投資資金のみに依存する必要が無くなる。すむたすの iBuyer サービスである「すむたす買取」では、これまで月に3件程度だった物件購入を、10件程度にまで引き上げる計画。日本の不動産業界全体で見ても、物件購入をする事業者としては20位程度の規模に入るとしている。先頃、アメリカの不動産情報大手 Zillow も iBuyer サービスを開始しており、不動産テック界においては新たなトレンドとなっているようだ。

すむたすは昨年3月、保有不動産を早期売却したいユーザを不動産仲介会社から集める「すむたす買取エージェント」をローンチしている。この際、すむたす代表取締役の角高広氏は、不動産オーナーが「税理士や弁護士といった士業の方に直接相談をされるケースが多い」ことを指摘し、士業向けサービスの展開も検討していきたいとしていた。この士業向けサービスについても目下開発・試験運用中で、角氏は近日中に正式ローンチを迎える可能性を示唆した。