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韓国の医療 AI スタートアップ Lunit は、韓国の証券および投資銀行であるShinhan Investment(新韓金融投資)がリードしたシリーズ C ラウンドで2,600万米ドルを調達した。このラウンドには InterVest、オルタナティブ資産投資会社の IMM Investment、Kakao Ventures、Lenovo Group(連想集団)の Legend Capital(君連資本)が参加した。

Image credit: Lunit
今回の調達を受けて、Lunit の累計調達金額は5,000米万ドルに達した。同社はかつて、富士フイルムから430万米ドル、昨年実施したシリーズ B ラウンドで1,500万米ドルを調達している。
「Learning Unit」という句を短縮した Lunit は、深層学習技術を通じた医療データの分析や解釈のための高度なソフトウェアを開発。主にガンを標的とした同社のソリューションは正確な診断と治療を提供し、患者が適切な治療を見つけるのを支援する。
Softbank Ventures Asia が支援する同社は、調達した資金を使って胸部レントゲン用の AI ソフトウェアのグローバル販売を加速し、腫瘍学および病理学における研究開発を促進する計画だ。
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Lunit CEO の ソ・ボムソク(서범석、英名:Brandon Suh)氏は、次のように語っている。
AI を通じたガンと闘うための我々の献身は、いくつかの具体的な形となった。我々は顧客のニーズとフィードバックを製品に積極的に取り入れ、ソフトウェアをアップグレードして臨床ワークフローを改善してきた。
2013年に設立された Lunit によれば、同社製品は現在、メキシコ、アラブ首長国連邦、中国、タイ、台湾、韓国で使用されている。また、公開デモでは250超のレントゲン画像が分析され、80ヶ国で利用されている。
Galen Growth Asia の最近のレポートによると、アジア太平洋地域のヘルステック投資は、2018年の記録更新に続き、2019年半ば時点で約25億米ドルで達した。
最近、シンガポールにを置くメドテックスタートアップ Eko.ai は、Sequoia India と EDBI が共同参加したラウンドで400万米ドルを調達したと発表した。 同社は、機械学習により、心エコー図や心臓の超音波画像を測定・解釈するプロセスを自動化する。
昨年終盤、ウェアラブル透析デバイスメーカーの Automated Wearable Artificial Kidney Technologies は、その技術のレイトステージの開発に資金供給するため、オーバーサブスクライブの調達ラウンドで4,000万米ドルを調達した。
【via Tech in Asia】 @techinasia
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