リアルな人間による朗読サービス「Audm」、ニューヨークタイムズが買収

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ニューヨークタイムズは、サブスク型オーディオプラットフォーム「Audm」の買収を発表した。同社は長文記事を話し言葉に落とし込んで音声化する機能を提供する。

同社は2017年にYCombinatorを卒業以降、既にRolling Stone、New Yorker、Vanity Fairなどの大手出版社と提携していた。近年、音声コンテンツは急速にトレンド化しており、Spotifyを始め多くのメディアやテクノロジー企業がポッドキャストに対し多額の投資を実施している。

例えばMozillaのサービスである「Pocket」なども参入しており、いわゆる「Read it later」アプリケーションも音声コンテンツ領域へ乗り出している。Pocektでは、ブックマークした記事を音声コンテンツ化できるサービスをアマゾンが提供するPollyを通し実現している。

Audmは音声合成によるものではなく、実際の人間が朗読しコンテンツ化されているのが特徴だ。サブスクリプション価格は、月額8ドル・年間57ドルにて音声コンテンツライブラリーを利用することが可能。

ニューヨークタイムズは、既に掲載されたいくつかの記事にて同サービスに対応しており記事内部より音声コンテンツを楽しむことが出来る。なお、Audmのアプリ版では、ニューヨークタイムズ以外のコンテンツも豊富に取り揃え、音声サービスを楽しむことが出来る。

本稿は提携するVentureBeatの記事の抄訳です

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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