チャイルドセラピストへの依頼は増加傾向ーービデオチャットで家族の健康相談「Maven Clinic」

画像出典:Maven Clinc公式HPスクリーンショット

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ニュースサマリー:女性と家族の健康を支援するデジタルヘルスプラットフォームであるMaven Clinicは6月2日、より良い親子関係を築くためのスキルを学べるアプリ「Bright Parenting」を買収したことを発表した。この買収により、Bright ParentingのコンテンツはMavenのプラットフォームに統合される。Mavenはこれまでの産後1年目の親を中心したサポートの提供に加え、さらにサービスを拡大する。

詳細:Mavenは2014年、主に産後1年目の親を支援するため、ビデオチャットなどで専門家に相談できるバーチャルケアのプラットフォームとして設立された。現在は、不妊治療、出産、復職、代理出産、養子縁組、小児科など20の専門分野で2,000人以上のプロバイダーがおり、175カ国以上で利用可能。

  • 同社は2017年に1,000万米ドルのシリーズA、2018年に2,700万米ドルのシリーズBラウンド資金調達、今年2月にはシリーズCラウンドでの4,500万米ドルの資金調達も発表しており、Crunchbaseによるとこれまでの調達額は約8,800万米ドル。
  • 今回Mavenが買収したBright Parentingは、2018年アメリカ・ニューヨークにて設立。アプリを通じて、2歳〜10歳の子を持つ親に、親子関係をより良くするヒントや1日2分で実践できるアクティビティを提供する。
  • 同アプリは過去2年間で5万人以上の親を支援しており、コンテンツは認知行動療法(CBT)の専門家やその他の行動健康の専門家によって製作されている。
  • 今回の買収は、Mavenにとって初の買収となり、2歳以上の子を持つ親へのサービス拡大につながる。なお、買収の財務内容は非開示

背景:Maven社CEOで、自身も2児の母親であるKatherine Ryder氏によると、新型コロナウイルス発生以来、同プラットフォームにおける小児科医の予約は劇的に増加しており、チャイルドセラピストの依頼も顕著に増加しているという。今回の買収は、パンデミック下での育児環境とメンタルヘルスの問題も背景にあるとしている。

執筆:理沙子(Risako Taira)/編集:平野武士・岩切絹代