拡大する暗号資産担保ローンビジネス「BlockFi」の運用資産は1年で10倍成長に

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BlockFiウェブサイト

ピックアップ:BlockFi Raises $50M Series C Led by Morgan Creek Digital

ニュースサマリー:米国ニュージャージー州に拠点を置く暗号資産レンディング企業「BlockFi」が、シリーズCラウンドにて5,000万ドルの資金を調達した。Morgan Creek Digitalがこのラウンドを主導し、他にはValar Ventures、CMT Digital、Castle Island Ventures、Winklevoss Capital、SCB 10X、Avon Venturesなど複数の投資家が参加している。

Crunchbaseによれば、今回はBlockFiにとって3度目の資金調達となる。同社は2019年にシリーズA及びBでそれぞれ1,830万ドルと3,000万ドルを調達している。BlockFi創業者、Zac Prince氏に対するインタビューによれば、今回の調達資金は主にビットコインやイーサリアム、ステーブルコインなどを利用した高利レンディングサービスの拡充や、暗号資産担保ローンサービスの開発に当てられるという。

話題のポイント:暗号資産担保ローンとは、暗号資産を担保にドルなど法定通貨でお金を借りるローンです。暗号資産の価格変動幅は高いため、担保率は約50%に設定されています。ちなみに、国内でも大和証券とクレディセゾンの合弁会社Fintertech社が暗号資産担保ローンに取り組んでいます。

調達資金の使い道は他にも、チームやオフィスの拡大に投じられる予定です。現在の従業員数は170名ほどですが、Zac氏によれば今年の終わりまでに250名ほどに拡大するそうです。同社のオフィスは既に欧州やラテンアメリカ、東南アジアにありますが、今後ブランチの数も増加していくでしょう。

同社は今後、ビットコインでポイントリワードがもらえるクレジットカードの開発や、追加資産や通貨のサポート拡充など、様々な形でサービス拡大を見込んでいるとのことです。

短期間でここまで多くの資金を調達し、かつ高速にビジネスを展開できる理由は、ひとえに同社の営業成績が高いことが理由です。同社がプラットフォーム内で運用している資産の合計額は、昨年末の2億ドルから今15億ドルに増加しています。さらに収益は過去1年間で10倍ほど上昇しており、今後1年で1億ドルを達成する可能性も十分にあるそうです。