中国の動画配信サイト大手「bilibili(嗶哩嗶哩)」、制作会社Huanxi Media(歓喜伝媒)に6,600万米ドルを出資

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「bilibili(嗶哩嗶哩)」のオフラインイベント「bilibili World」のポスター
Image credit: bilibili(嗶哩嗶哩)

中国の動画配信サイト「bilibili(嗶哩嗶哩)」は8月31日、メディア制作会社 Huanxi Media(歓喜伝媒)への6600万米ドルの戦略的投資を発表した。

重要視すべき理由:bilibili は、アニメ、コミック、ゲーム(この3つの頭文字をとって ACG と呼ぶ)コンテンツを超えて、よりメインストリームのエンターテイメントの提供にコンテンツを広げている。コンテンツ制作会社との提携は、ACG コミュニティ以外のオーディエンスへの訴求力を強化する。

詳細情報:bilibili は香港に上場する Huanxi Media の3億4,700万株を5億1,300万香港ドル(1株あたり1.48香港ドル)で引き受けた。開示情報によれば、これは28日の終値から2.63%ディスカウントされた株価だ。bilibili は、この取引後に Huanxi Media の株式9.9%を取得したと発表した。

  • 5年間の協力契約の下、bilibili は自社プラットフォームに加え、Huanxi Media の映画とテレビコンテンツの独占放送権を保有することになる。
  • 開示情報によれば、bilibili のプラットフォームを通じて放送されたライセンスコンテンツから発生したすべての収益は、関連コストを控除した後、両社間で共有されることになる。
  • bilibili は自社のサイトに、黄西省のライセンスコンテンツをストリーミングするための指定チャンネルを設置する予定。
  • 一方、bilibili は Huanxi Media が過半数出資する映画とテレビのプロジェクトに優先的に投資する。両社は映画やテレビのコンテンツに関連した商品を積極的に開発する。

背景:Huanxi Media は、中国の人気映画監督 Ning Hao(寧浩)氏と Xu Zheng(徐正)氏が支配している。Huanxi Media は大衆市場のコンテンツではなく、キュレーションされたコンテンツを中心に評判を築いており、「iQiyi(愛奇芸)」、「Tencent Video(騰訊視頻)」、Alibaba(阿里巴巴)傘下の「Youku(優酷)」と直接競合することになるだろう。

  • 新型コロナウイルス感染拡大で中国全土の映画チェーンが閉鎖を余儀なくされたため、Huanxi Media は1月、(当初、映画館で公開予定だった)期待の超大作「Lost In Russia(囧媽)」を、短編動画アプリ「Douyin(抖音)」や「Tiktok」、バイラルニュースアグリゲータ「Toutiao(今日頭条)」のオーナーである Bytedance(字節跳動)に6億3,000万人民元(約97.4億円)で売却し、ストリーミング配信を開始した。
  • この動きは、映画チェーンから反発を受けた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】