SolarHome は、Krasnov 氏がマネージングディレクターを務めているベンチャービルダー Forum Capital からスピンオフしたスタートアップの一つ。東南アジアでインクルーシブ・フィンテックと消費者向けファイナンスに特化している Forum が、50万米ドルのシード資金を同社に出資している。
一方、GinzaMetrics を運営する Ginzamarkets が連続起業家の Ray Grieselhuber 氏らにより設立されたのは2010年5月のことだ。現在ではサンフランシスコに本社を置き、東京、オハイオ州コロンバスのオフィスのほか、ワルシャワ(ポーランド)、ラホール(パキスタン)、トロント(カナダ)にも拠点を持つ、企業向けの SEO のインハウス化支援ツールをグローバルに提供する企業に成長している。
左から:Ginzamarkets CEO の Ray Grieselhuber 氏と、ウィズフルエンス CEO の岡本博之氏
Grieselhuber 氏と岡本氏の出会いは10年前に遡るそうだ。当時、岡本氏は 米 Mezi Media(その後、米 Value Click Brands に売却)で日本法人に携わった後、アイレップで海外事業に従事。アドテク黎明期だった当時、岡本氏は海外アドテク企業やデジタルエージェンシーとの業務提携を推進していた。
その頃、Firewatching Media というデジタルエージェンシーを経営していたGrieselhuber 氏に出会うが、Grieselhuber 氏はその後、Ginzamarkets を創業し Y Combinator に参加。岡本氏は Grieselhuber 氏から Ginzamarkets に誘われたものの、自らスタートアップを創業することを選択し、今日に至ったのだという。岡本氏は、Grieselhuber 氏と自分は「SaaS スタートアップの先輩と後輩の間柄」だと語ってくれた。