【5G iPhone 12 公開】国際モデルは5G「ミリ波」非対応(2/4)

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前回からのつづき)またAppleは、iPhone 11 Proと同様のフォームファクタで大きめのディスプレイを持つiPhone 12 Pro(999ドル)とiPhone 12 Pro Max(1,099ドル)も発表した。標準的なiPhone 12モデルと同じく、Proのコントラスト比は2,000,000:1で輝度は1,200nitsだが、ケースの素材はサージカルステンレスを採用、IP68の防水防塵性能で水深6mの耐水性を備えている。iPhone 12 ProおよびMaxは容量128GBからとなっているのに対し、iPhone 12およびminiモデルは64GB。キャリアによる価格の差はない。

すべてのモデルは、有線充電にApple独自のLightningコネクタを引き続き使用するが、ユニバーサルQiワイヤレス充電もサポートする。加えて、MagSafeと呼ばれるApple電源ソリューションも復活した。これは15ワットの速度で磁気誘導充電できるというもので、これまでのiPhoneのQi充電器の倍速にあたる。MagSafeは同梱ではなく39ドルで別売され、対応ケースは49ドルとなっている。有線アクセサリも少し変更された。Appleは、表面上は環境上の理由から、新しいiPhoneにUSB電源アダプターとイヤホン「EarPods」を同梱しないとしているが、USB-CからLightningへのケーブルは4つのモデルすべてに付属する。

5Gに関してはAppleによると米国版iPhone 12は低、中、高の5G帯域をサポートするが、国際モデルは高周波帯域(ミリ波)非対応となっている。使用地域に関係なく、iPhone 12では「Smart Data Mode」によって4Gネットワ​​ークと5Gネットワ​​ークを自動的に切り替え、バッテリーのパフォーマンスを向上させる。Appleは理想的な条件下で低・中帯域(Sub-6)のテストを国際的に行った結果、iPhone 12は最大速度3.5Gbpsだったとしている(米国のミリ波速度は最大4Gbps、平均1Gbps)。(次へつづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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