シンガポールの分散型金融スタートアップPersistence、TechCrunch創業者のファンドらから370万米ドルを調達

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Image credit: Persistence

シンガポールを拠点とする Persistence は、企業の分散型金融とオープンファイナンス(DeFi/OpFi)の導入促進することに特化したスタートアップだ。同社は、TechCrunch および CrunchBase 創設者 Michael Arrington 氏が率いるブロックチェーン VC の Arrington XRP Capital がリードした投資ラウンドで370万米ドルを調達した。

このラウンドには、Golden Gate Ventures の仮想通貨部門である LuneX Ventures、IOSG Ventures(中国)、Spark Digital Capital(アメリカ)、Woodstock Fund(インド)、Incrypt(First Principles VC の仮想通貨部門)が参加した。

シンガポールと香港を拠点とする Genesis Block HK、NGC Ventures、Alameda Research、韓国を拠点とする Terraform Labs のほか、ブロックチェーン業界の著名な人物である Richard Ma 氏(Quantstamp の創設者)と Danish Chaudhry 氏(Bitcoin.com 取引所の責任者)も参加した。

LuneX チームの初期メンバーである Tushar Aggarwal 氏(現 CEO)によって2019年にスタートした Persistence は、機関投資家への導入のためのツールを提供することで、DeFi/OpFi の範囲を拡大するために設立された。これは、実世界の資産(請求書など)をトークン化し、ブロックチェーン上に置くことで実現する。

これらの資産は、企業が融資を得るための担保として使用することができ、トークン化された形で分散型マーケットプレイスで取引することができる。

我々は、ブロックチェーンを活用したリアル世界の価値創造の新時代の技術的基盤を築き、戦略的パートナーの強力なネットワークを構築してきた。今こそ企業やリアルの資産に DeFi をもたらし、業界がその潜在能力を最大限に発揮できるようにするという、我々の使命を全力で推進するときだ。(Aggarwal 氏)

Persistence の最初のユースケースは、エンドツーエンドの現物商品取引および貿易金融プラットフォーム「Comdex」で、これまでに4,100万米ドルの取引量を処理している。

Comdex では、Persistence の技術を使って船荷証券(B/L)とインボイス(送り状)をトークン化することができる。これにより、いまだに紙ベースの文書を使用している業界の監査証跡の作成、越境決済の迅速化、中堅・中小商品トレーダーの貿易金融機会へのアクセスを容易にするなど、複数のメリットが得られる。

Arrington XRP Capital の中核的な目標は、ブロックチェーンのイノベーターが現実世界で価値を創造するのを支援することだ。ブロックチェーンとフィンテックの融合は、グローバルな金融メカニズムを変革するオープンファイナンスの新時代の到来を告げようとしている。Persistence は、この金融革命の主要なビルディングブロックになりつつあり、彼らの旅をサポートできることを誇りに思っている」(Arrington 氏)

Persistence によると、ブロックチェーンは越境決済やビジネスファイナンスの非効率性を解決する能力を持っており、これにより、新たな資金が仮想通貨エコシステムに流入し、DeFi が仮想通貨に特化した殻から抜け出して、さらに成長することを可能にするとしている。

【via e27】 @E27co

【原文】