ラストマイル物流の香港Lalamove(貨拉拉)、シリーズEで5億1,500万米ドルを調達——時価総額は80億米ドルに

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オンデマンド物流大手 Lalamove は、Sequoia Capital China(紅杉資本)がリードしたシリーズ E ラウンドで5億1,500万米ドルを調達したと発表した。声明によると、Hillhouse Capital(高瓴資本)や Shunwei Capital(順為資本)ら既存投資家もフォローオンで出資した。

Image credit: Lalamove

中国では「Huolala(貨拉拉)」として知られて香港拠点の同社は、アプリを通じてラストマイルの物流ソリューションを提供している。Lalamove は、この2つの市場(香港と中国)に加え、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、インド、フィリピンでも事業を展開している。

同社は今回調達した資金を、さらなる事業拡大、事業レイアウトの多様化、物流データインテリジェンスの強化に活用する計画だという。声明によると、Lalamove は年初、新型コロナウイルスが感染拡大を受け出荷量が93%減少したという。しかし、感染拡大の緩和二つ入れ、同社の受注は力強く回復を見せた。

2020年11月末現在、Lalamove はその事業範囲が中国本土352都市をカバーしており、プラットフォーム上の月間アクティブドライバー数は48万人、月間アクティブユーザ数は720万人に達していると述べている。10月、Lalamove はテキサス州ダラスでサービスを開始し、アメリカへの進出を発表した

同社は以前、Tech in Asia に次のように語っている。

アジアとラテンアメリカでの成功に続き、ボタンを押すだけで誰もがオンデマンドで当日配達を可能にする次のロジスティクス市場はアメリカだと考えている。

Lalamove の発表は、先週、同社がバリュエーション80億米ドルで少なくとも5億米ドルを追加調達しようとしているとの報道を受けてのものだ。今回のシリーズ E ラウンドより前、シリーズ D ラウンドでは同ラウンドで初参加した Sequoia China と Hillhouse Capital をリードインベスターに3億米ドルを調達している。

【via Tech in Asia】 @Techinasia

【原文】

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