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ラストマイル物流企業の Lalamove は、新規投資家の Sequoia China(紅杉資本)と Hillhouse Capital(高瓴資本)がリードするシリーズDラウンドで3億米ドルを調達した。上海を本拠とするとするEastern Bell Venture Capital(鐘鼎創投)と PV Capital は、今回初めて Lalamove への投資に加わった。既存投資家の MindWorks Ventures(概念資本)、Shunwei Capital(順為資本)、Xiang He Capital(襄禾資本)もシリーズ D ラウンドに参加した。
香港を本拠とする Lalamove は会社声明の中で、今回獲得した資金を中国や東南アジアなど主要市場での技術機能強化や最近表明したインドへの進出加速に活用するとコメントした。また、資金の一部は、自動車販売など新規事業を確立するのにも用いられるとした。詳細について、Tech in Asia は同社に照会している。
Lalamove はラストマイル物流ソリューションを提供しており、アプリで自動車保有者やバイク便配送サービスとユーザをつないでいる。大中華圏の各都市に加え、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピンの諸都市でもサービスを提供している。登録ドライバー数は300万、2,800万以上のユーザにサービスを提供してきたという。
Lalamove は2013年の設立以降、公表されているだけで少なくとも4億6000万米ドルの資金を調達してきた。2017年10月のシリーズ C ラウンドでは、Xiaomi(小米)創業者 Lei Jun(雷軍)氏の Shunwei Capital などが1億米ドルを出資した。
技術に対応した物流サービスに多額のベンチャー資金が流入している。Lalamove の地域を超えた競合である GoGoVan (高高客貨車)は、2017年8月に中国の貨物スタートアップ 58 Suyun(58速運)と合併して香港初のユニコーン企業(快狗)になったほか、シンガポールを本拠とする競合の Ninja Van は2018年1月のシリーズ C ラウンドで少なくとも8,700万米ドルを調達した。
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【via Tech in Asia】 @techinasia
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