AppleWatchでジェスチャー操作、xR時代の入力デバイス「Mudra Band」

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ピックアップ:Mudra Band Wins CES 2021 Best Wearable Category

ニュースサマリ:1月13日、CES 2021でWearable Devicesが「Best of CES Awards」のベストウェアラブル部門を受賞した。デザイン、使いやすさ、価格、機能セット、市場での実行可能性などで評価された。Wearable Devicesは微妙な指の動きと指先の圧力を使用してデジタルデバイスの操作と制御を可能にする非侵襲的なBCI(Brain-computer Interface)技術を開発している。

Wearable DevicesのMudraバンドは、AppleWatchにジェスチャーコントロールを提供する。他のAppleWatchストラップと同じように取り付けられ、ディスプレイを表示したまま同じ手のタッチレス指ジェスチャーで時計を制御するため、AppleWatchによりアクセスしやすくなる。

Image Credit:Wearable Devices

話題のポイント:単純なハンドトラッキングであればWearable Devicesの「Mudra」は現状最も魅力的な手法の一つです。今回はウェラブルデバイスとして表彰されましたが、もちろんxRのインターフェイスとしても有用で、MudraXRリストバンドとして発売をしています。

Mudraの動作システムを紹介します。バンドに搭載されているセンサーはSNC(Surface Nervous Conductance)といい、脳が末梢神経系の運動ニューロンを介して指に送る電気インパルスを検出します。検出したニューロン信号をエッジで処理し、AIアルゴリズムで相関する指の動きに関してニューロンコードパターンを解読。指の動き、指圧を判断します。つまり、Wearable Devicesの技術的強みはSNCセンサーの精度と信号処理の部分と言うことです。これに関して米国と中国で特許を取得しています。

xR領域では現在様々な入力インターフェイスが検討されています。Quest2等が採用しているコントローラ、Facebook Reality Labsが発表した「PinchType」、Manus VRのグローブ型VRデバイス「Prime II」、Appleが2020年の年末に特許を取得した「IMU-Based Glove」などです。PCのハードウェアのルール通りに「人間が動いて」入力する方法から、人間の自然な動きを入力とするという転換期に突入し、その次となる「xR時代のタッチパネル」の発見が急がれています。

グローブタイプはハプティクス(力、振動、熱)の役割もあるため、一概に良し悪しを比較できませんが、ジェスチャーを認識したいのであればグローブを装着する煩わしさやカメラの画角内で手を動かす必要がないMudraは相対的なストレスが低い最良の選択肢と言えます。特にxRの主なユースケースである産業用途である場合、安全上手袋をしながらハンズフリー操作が求められます。作業環境まで考慮すると、音声コマンドを含めた代替入力インターフェイスでは対応できません。ストレスが低いことは対応できる産業、環境が多いことを意味しているのです。

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