(前回からのつづき)もちろん、多方面に多様なWordPressもあるが、はっきり言って中途半端に立派そうに見えるウェブサイト構築しかできない。また、カスタイマイズしようと思えば、HTML、PHP、CSS、JavaScriptをいじらなければならない。
Magdalin氏は「Webflowのセールスポイントはノーコードでピクセル単体のカスタイマイズが可能な点にある」と述べる。 同氏は同社の競合を述べるのであればプログラマーそのものであるとする。
「企業やフリーランスがWebflowを利用する際、彼らはプロダクトを変えているのではなく、デザインをコードで実現化するプログラマーから乗り換えているのです」。
Webflowは2012年に設立され、最初はプロトタイプやシンプルかつ低機能なウェブ開発に重点を置いていたが、現在ではあらゆる規模の企業に利用されるにまで成長を遂げいている。例えばDellはインターナルのスタイルガイドなどのコンテンツを作成する際は、Webflowを利用しており、またDropboxの電子証明部門であるHelloSignもWebflowをマーケティングページに利用している。
Webflowでは、ウェブサイトのデザイン段階から実際にウェブに移行させるまでにかかる多くの時間を取り除くのに役立つ。加えて、開発チームはAPIを利用してStripe、Airtable、HubSpot、Mailchimp、Zaiper、Segmentなどほかのツールにサイトを活用することもできる。
とはいえ、なぜ資金的余裕のある企業が自社開発チームではなくWebflowを利用するのだろうか。Magdalin氏によれば、この変化には過去数十年間の技術的視点での状況が起因しているとし、最終的には効率性に行きつくという。
「エンタープライズはデータを保管するため、データセンターを構築してきましたが今となってはそのほとんどがクラウドインフラを利用しています。これは、ウェブ構築というビジュアル上でも同じ動きになるのではと考えています。デザインと開発チームは、最適なウェブ体験を最短かつ持続可能な方法でその開発方法を選ぶことになります。ほぼすべての企業でスプレッドシートが使われているのと同じ理由です」。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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