志だけで起業した学生はどう成長したーーZeals・清水正大さん × 藤田ファンド・坡山里帆【Monthly Pitch ポッドキャスト】

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本稿はベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルが運営するサイト掲載された記事からの転載

起業家と投資家の関係はこの10年で随分と変化しました。スマートフォンシフトといったトレンドの変化、Y Combinatorなどの登場でシード投資のハードルが一気に下がり、投資サイド・起業家サイド共に大きく数が増えたことが大きな要因です。特にシード期から志を共にするような場合、その関係は十数年に及ぶこともあります。事業における最愛のパートナーたちはどのようにして出会い、成長し、そしてその後の関係はどのようなものになるのでしょうか。

シード投資を長年に渡って手がけてきたサイバーエージェント・キャピタル(CAC)では、この「投資家と起業家」の関係に注目した連載を開始します。毎月開催される「Monthly Pitch」にこれまで参加してくれたキャピタリストと創業者のお二人をお招きし、出会いのきっかけや乗り越えたハードル、関係構築のポイントなど、ここだけでしか聞けない裏話を語っていただきます。

初回のゲストはチャットボット「ジールス」を展開するZeals代表取締役CEOの清水正大さんと、サイバーエージェントの本体投資部門である通称「藤田ファンド」から坡山里帆さんにお越しいただきました。坡山さんが主催するミートアップ企画「はやまりナイト」をきっかけに藤田ファンドからの出資、そして藤田社長とのコミュニケーションが始まった清水さん。

工業高校を卒業後に一度は工場勤務を選択するも物足りなさを感じ、東日本大震災をきっかけに起業を決意。日本をぶち上げるという志を掲げて「何もなし」の状態から2014年にZealsを創業。それから約7年、200名を抱えるまでにスタートアップを成長させました。(ポッドキャスト収録の一部をお送りします。太字の質問はMonthly Pitch編集部)

ーーー清水さんってMonthly Pitchに出られたことあるんですか?

清水:ありますよ。ただその当時は藤田ファンド云々ではなく、僕が(当時開発していた)ロボットを担いでサイバーエージェントまでほぼ飛び込みに近い感じで『投資してくれ!』って言いに行っていた頃ですね。その時はちょっと難しかったですがその後、チャットボットの事業に切り替わってからですね。Monthly Pitchに出させていただく機会がありました。

なるほど、最初はロボット持ち込んだんですか

清水:しかも衝撃的なのが朝7時からとかなんですよ。朝の7時なんて学生ベンチャー無理ですよ。でも僕らも気合い入れてロボット担いで行きましたね。まだ薄暗い朝に。『このロボットが社会を変えるんです!日本をぶち上げるんです!』って。ちゃんとお話は聞いて貰っていたっていう記憶だけあります。

いい感じに頭おかしいですね

坡山:今もZealsのエントランスにそのロボットいますよね。

清水:はい、未だに飾ってますね。もう一回動かすってなるとなかなかの難易度だと思うんですが・・・。

何がどうなってロボットから始まって、それがチャットボットになったのか、少し流れをお話いただいてもよろしいでしょうか

清水:(Zealsという会社が)立ち上がった当時は事業っていう事業を持っていなかったんですよ。学生時代だったので、立ち上がりの時はやっぱりこう、色々手を出してもビジョンに近づいていってる感覚がなくて。何かこう、日本をぶち上げるって言ってるようなスケール感に繋がっていくような、そういう芯のある事業をやりたいとずっと探しし求めてて。

そういう中でロボットを作るという、すごい単純なんですが人口が減っていく少子高齢化の中で、ロボットを作ることができれば社会を変えられると思ったんですね。それで何にもバックグラウンドなかったんですけど、(ロボット開発を)始めたっていうのが創業から2年目ですね。

投資とかもほぼなかったので本当に苦しいというか、何に繋がるのか全くわからない。本当にこう、なんかビジョンだけがあるみたいな感じだったんですけど、そこからロボットの中でも体を動かす部分より人のように喋る部分、つまりコミュニケーションエンジンにものすごい可能性を感じ始めたんです。

そこに少しずつ傾倒していった時、Facebookのマーク・ザッカーバーグさんが『F8』というカンファレンスで、世界13億人が利用しているFacebookメッセンジャーの上に機械による応答システムみたいなものを作れるよと発表したんです。

彼はそれをチャットボットと呼んでいました。これを世界同時にデベロッパーのみなさん作ってくださいとオープン化したんですね。そのニュースを聞いて雷に打たれたみたいになって。まさにロボットで可能性を一番感じていたコミュニケーション技術の部分をみなさんの持っているスマホの上に届けられると思って。その時、完全にピボットを決めてロボットで作ってきた技術をチャットボットにも適用できるように推し進めたんです。

これが3年目のことで、そこからはずっとチャットボットの事業一本で、途中はいろいろ紆余曲折あったんですが、今、5年目に入ろうとしているタイミングですね。

ーーーポッドキャストではそのほかのエピソードも語っていただいています。シード期の起業家が投資家とどのようにコミュニケーションしたのか、ぜひお聞きください。

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